秋神ダム 見学 その1

2011/9/1 更新

以前から行こう行こうと思いつつ
近くまで行っているのに見に行けていなかった
飛騨川の上流にある中部電力様のダム群にやってきました。

高根第一ダム
高根第二ダム
秋神ダム
久々野ダム
朝日ダム
と、5基のダムが寄り添っているエリアですがR361沿いの3基を見てきました。

朝の早くから観光客で混雑している高山市街の細い道をこそこそ抜けてR361を目指します。


やってきました。秋神ダム。

天端は立ち入り禁止でがっちり締め切られています。
ホントにスペースなしで国道のすぐ横なのでこれは仕方がない。
しかもトンネル出てすぐなので慌てていると天端行きすぎますね。

実際、当日は横にあるトンネルの高山市街側にあるスペースにパーキングして
天端までとことこ歩いてきました。
この写真のスペースは天端で中部電力様のお車を止めるところですから
真横にパーキングは無いと考えるべし。


昔の中部電力様のマークが入った銘板が良く見えるところにあってよかった。。

昭和29年竣工です。
当時の堤高74.0mってすごいですね。
一番では無くても凄い高さです。
堤頂長も192.0mだからコンパクト。
V字谷にびしっと収まっている感が強いです。


ダム湖側に回ります。

ダム湖に向かって伸びている階段と
そのずーーっと先に浮かぶ巡視艇。

流されたのかと心配になりましたが
繋がれているのでロープ引けばこちらにやってくるでしょう。

地元の方に聞くと秋神ダムは普段はもっともっと水位が低い事が多くて
こんなに水位が高いのは珍しいとか。

それもそのはず。
見学日の前日、飛騨川中流域ではとんでもない豪雨がありました。
下呂のあたりでは住宅浸水被害が出たりして大変なことになったとニュースで見ていました。
このエリアでも大概降ったみたいです。


しかし
その割に
豪雨の翌日という気配があまりないのが不思議でした。
お天気よいというだけではありません。
水に濁りがほとんど無いのです。
大井川のようなセメントミルク色の濁水がダム湖に押し寄せているかとイメージしていたのですが
凄く綺麗でこれが一番驚きました。

飛騨川上流は山がいいんですね。


少し離れたところからクレストゲート1門の凛々しい姿を愛でる♪

なんか・・・
妙にカッコイイ。


ゲートの上にある巻上機とそこに至る通路が凄くしっかりした造りで
天端幅と同じ階段でひ弱さが全然ない。


上流面を愛でた後、トンネルを通って下流に移動。
トンネルができる前にあったのであろう旧道があります。
しかしこの道はトンネルの出口の横でぶった切られて大きな段になっていますので
車で突っ込んでもバックして引き返すしかありません。

素直に歩いて行くのが一番です。