相俣ダム 見学 その6


天端の一番奥、右岸側です。
この先は立ち入り禁止。
凄いガードフェンス。

ダム湖は夕暮れとガスで眺望に恵まれませんでした。
残念。


そして天端に入った時から実に目を引くこの塔。

堤体から電線が伸びています。


全体。

形といい場所といい
これは間違いなく取水塔だと思うのですが。


塔の最上部にはお部屋らしきものがあります。
そしてでっかい照明と監視カメラ。
はしごでしかたどり着けないようです。

管理所の方にお伺いしたところ
建設時から一回も使用していないそうです。
ゲート操作室と取水塔として造られたものでしょう。

相俣ダムは色々工事がありましたから。
撤去する必要もないので照明塔として活躍しているそうです。

ただ

コンクリートマニアとしては

この塔が魔性の塔に見えて仕方がないのです。

水の上にはしごでしか登れない
コンクリートの色気満開の古い塔があって

しかもその上にはお部屋がある!



窓に鉄格子

手すりがあって周回できるようになっている
この部屋に一日閉じ込めてください。
閉じ込めてほしいです。
コンクリートマニアにはたまらんです。


取水塔を見ていると頭の中がタニス・リーの世界に飛んで行ってしまいそうなので
正気にかえるべく堤体導流壁を愛でる。

あかん・・
うわさ通りの魔性の堤体や・・
この狭いスペースで見どころ多すぎる・・


群馬県企業局が建設に着手
計画を大きく上回る漏水に日本中のダム技術者が集まり
遮水壁・止水壁・止水グラウト施工が行われた相俣ダム。

国内で初の大規模止水工法。

そしてその結果、現在も第一線で活躍することが出来ている相俣ダムです。

歴史も堤体も見どころたっぷり。
パーキング・資料館完備。
国道かららくちんアクセス。
ダムカードもあります。

たくさんの方に是非、見てほしい相俣ダムでした。

 


おまけ



これは私が知らないだけの漢字なのでしょうか


堤体左岸にあった慰霊碑にありました。
昭和・・・だと思うんですが。
雰囲気で読めますが。