相俣ダム 見学 その2


相俣ダム情報館は履物を脱いで入ります。
入口はバリアフリーになっていて段差なし。


入ってすぐの机にありましたダムカード。


中には貴重な写真がたくさん展示されています。
そしてこれが一体どこから撮影したのかと驚きの
堤体真向写真。

現在は改修工事がされているためにちょっと姿は違いますが
それにしても感動するほどの縦長ダム。

縦長ダムとして有名なのは広島県にある帝釈川ダムですが
相俣ダムも大概の縦長です。

ダム便覧による縦長ダムランキングでは

1位 帝釈川ダム(広島県) 重力式 管理:中国電力 P
2位 湯川ダム(長野県) 重力式 管理:長野県 FN
3位 川俣ダム(栃木県) アーチ式 管理:国土交通省 FNP
4位 相俣ダム(群馬県) 重力式 管理:国土交通省 FNP
5位 小荒ダム(新潟県) 重力式 管理:東北電力 P

となっています。


どのくらい縦長かというと堤高が67mなのに
堤頂長が80mしかないという縦長っぷり。


そして本日、奈良俣ダムで見たのと同じウォーターサーバーが。
出てくる水は相俣ダムの深透水ではないようですが。


相俣ダム情報館を出てダム湖の方へ。
ダム湖に張り出したバルコニーにはダム湖から見える風景の説明板。 


このバルコニーから右手を見るとコンクリートで固められた湖岸が目に入ります。

この素気ないコンクリートの湖岸は相俣ダムの建設の歴史で外せない重要な物です。

相俣ダムの建設は最初、群馬県営で始められたのですが
堤体を打設し貯水を開始した折にダム左岸から計画を上回る漏水があり
日本中のダム技術者が終結して漏水対策工事を行い完成にこぎつけたという
凄いドラマがあったダムです。
結局、相俣ダムは国が管理を引き継ぐことになりました。
( ↑ DamMaster のあべべぇー様がTV出演した時の説明+α)

あべべえー様の相俣ダムレポートを拝見して
ずっとずっと行きたいと思っていた相俣ダムです。


ダムの説明板にもコンクリートの湖岸は
遮水壁として記載されています。