排砂バイパストンネル国際ワークショップ2017 その3


まだまだ楽しい勉強になるお話が続くんですが
一番印象に残ったのは実は関西電力様の発表でした。

排砂を行う時は出水に合わせるので
より精度の高い降雨予測も必要になってくるわけです。


それをXrainのデータと何かと何かのプログラムで予測したら
実測と凄い精度で合致したという!!
洪水調節とダム管理を勉強しているマニアには狂喜乱舞のお話でした。

調子こいてスライド写真撮り過ぎてて
カメラのバッテリーが危ないことになってきました。
温存しなくちゃまだまだあるのに。


これは左が関西電力様の旭ダムで
右がスイスのPalagnedraダムのバイパストンネルで生じた摩耗損傷部分の写真です。

こんなに削られてしまうんですね…。
ライニングだけでどうにかなる問題でもなさそう…。

ちなみにこのPalagnedraダム、めっちゃ可愛い系のダムなので検索してみてください。
愛しの石徹白系。
アイドル間違いなしの可愛らしさ。


一日目の発表会が終わりましたー。
この後、懇親会・夕食会という事でバスで一気に移動。


到着したのは黄桜株式会社様の工場の中にある伏水蔵という見学施設。


順番に日本酒製造過程を見ながら館内を移動できます。
黄桜ってかっぱっぱ♪のイメージしかなかったけど
地ビールも作っておられると初めて知りました。


館内を一周した後、2階のレストランスペースへ。
もう凄い人なのでいっぱいでーす。


枡酒にビールにグラスのお酒にお料理〜。
おナスが特に美味しかった♪


こんなのもありました。
凄いですね。
甘いのなめられるようになっててよかった。
日本酒、少し飲めるようになってて得した。


舞妓さんのショーもありました。
海外からお越しの方にも国内からの参加の方にも大人気。
自分も並んで一緒に写真撮ってもらいました。
舞妓さん可愛い♪

ここで皆様にそれなりにお酒がまわったかなーというころ合いを見計らって
何をやらかしたかというと、この日に備えて京都は南禅寺の近くで
南禅寺の切手に水路閣の風景印を押してもらったカードを用意しておいたので
それを本日、講演してくださったAnnandale 博士とョ 博士に渡しに行った!!

←これ。

でも英語しゃべれないから日本語で喋ったっ
すると周囲の角先生をはじめ、英語をしゃべれる方が慌ててみんな訳してお伝えくださったっ
すいませんっ
勢いだけで行動してっ

かさばらないし京都の記念のお土産に丁度いいと思ったのです水路閣風景印。
皆様、ICOLD2012Kyotoで南禅寺にお越しになっているから水路閣ご存じだろうし。


という事で、英語の読み書き喋りが出来ない癖に参加してきました。
記念品の排砂バイパストンネルマークの入ったカップがじわっと嬉しいです。

布引五本松のように竣工直後からバイパストンネルを持っていた場合と
既設ダムに増設する場合でこんなにダムの寿命は変わってくるのかと
写真で実例を見ると本当に凄い話なんだなあと感心してしまいました。

トンネルの摩耗の問題も深刻。
世界の技術者の方が取り組んでおられる事例を少しだけでも見聞きできて
参加できて本当によかったなと思いました。

次回のワークショップは2019年に台湾で開催だそうです。
台湾の名堤体と最新の排砂バイパストンネルの見学ができるそうで
パスポート持っていない自分も、このツアーのためなら取得しようかなと思ったりします。

当日、いきなり海外の方にも日本語でしゃべりかける私の横に
偶然いただけでハラハラドキドキ通訳してくださった皆様
ありがとうございました。
アホですいませんでした。