烏原貯水池 立ヶ畑堰堤を盛り上げよう企画 その1

2025/04/1 更新


2024年11月頃、神戸に何度か足を運んでいました。


里程元標を見つけて喜んだり


かすうどんを食べて幸せになったり


やってきたのは神戸市中央区、ポートタワーです。


この日、タワーエキスポがあるという事でやってきました。


ポートタワーは耐震工事が無事に終わって大人気観光スポット。
登録有形文化財にも指定されています。


ポートタワーのすぐ横で大変目立っているのは神戸海洋博物館。


建物の中も内容が濃いので面白いのですが建物のフォルムが
とにかくカッコいいので外観も愛でてほしい。


1階に併設されているカワサキワールドがすごいのです。
こちらは創業時・川崎造船所の社章。
川の文字をデザイン化したもので実際に本社社屋の玄関上に飾られていたものです。

シールドマシンに産業ロボットにバイクに新幹線。
見ていて飽きないすごく楽しいカワサキワールドですが
この日は別の用事できているので時間に間に合うよう離脱。


本日のメインはこちら。
TOWER EXPO KOBE。

兵庫県をホームにして日本各地の産業遺産の価値を発掘し
地域おこしのきっかけをつくり、ついに廃墟景観を保全することで
様々なツーリズムを確立したJ heritageの前畑様から
開催の連絡を頂き、丁度お休みだったのでるんるんやってきたのです。

廃墟系のお知り合いではホントに古くからのお付き合いで
15年以上…20年近いかもしれない。

展望タワー
給水塔
針尾無線塔
そして
ポートタワー設計者からのお話
とても楽しかったです。


イベントの際に前畑様と色々お話して
近々、ダム系の活動にもご協力していただけるという事で
わくわくしながらこの日は鹿の国に帰りました。

2025年1月
またまた神戸にやってきました。
近鉄と阪神が直通なので鹿の国と神戸は近い♪というからくちん♪


急勾配をガンガン登る神鉄でやってきたのは鵯越駅。


鵯越駅からてくてく歩いてすぐ到着できる烏原貯水池上流締切堰堤。
いつ見ても美しい。


烏原川のきれいな水を貯水池に導くルート。


ホントにこれが1905年に作られたシステムだという事に感動。
佐野藤次郎技師の先見の明。
それが間近で見られる事が素晴らしいです。


烏原貯水池・立ヶ畑ダムは神戸市水道局堤体三兄弟の次男です。

急勾配のハイキングルートで貯水池から天端迄は何とかなっても
下流のビューはバリアフリーとは言えない長男・布引五本松ダムや
そもそも川沿いの細い道と階段でしか辿り着けない三男・千刈ダムと
大きく違う点があります。

天端レベルまで許可車両のみとはいえ、車で来ることができて
貯水池を一周できる湖周道路が(一般車両通行禁止)あり
ほぼフラットなため、バリアフリーは言い過ぎかもしれませんが
それに近い状態でダムと貯水池の親水空間を誰でも楽しめる
という点です。

藪漕ぎしてトラバースしてダムにたどり着いたりしている自分には
その発想がありませんでした。
その視点で見ると烏原貯水池・立ヶ畑ダムは120歳になるのに
今作られるダムに負けない鑑賞環境が整っているという事になります。

佐野藤次郎技師、素晴らしい♪