令和6年 早明浦ダム その2


着々と進む工事の準備。
貯水池には大きな作業フロートが。
堤体右岸側に増設放流管が付きますので。


貯水位はまあまあ良い感じ。
早明浦のお水がたくさんあると幸せ。

ここで、選択取水棟のトラスの三角が10個見えたら旧大川村役場が顔を出す
ネタを話して盛り上がるなど。
なのでライブカメラの達人は水位標や川防見ないでも旧大川村役場情報がわかるという。


日本ダムアワードのトロフィーが昔の操作卓とともに展示されていました。
でっかいなぁぁ。

ホントにこの時だけトロフィーがでっかかったんですよね。
重たかったし。
届けるのに気を使いました。


堤体の見学をさせて頂けるという事で管理所から出て移動します。
四国の命の碑もお久しぶり。


右岸の直下は吉田橋までの間に河川敷に桜並木があって
お花見に良いポイントになっていたのですが、工事の関係で
桜の木は伐採されました。

惜しむ声は多かったのですがここの桜の木もかなりクビアカツヤカミキリにやられて
倒れる危険が出ていたりしていたと聞きました。
また増設放流管が完成したら桜を植えてほしいです。


この日、タワークレーンが着々と組み立てられていました。
見ていて楽しいんですがここでばかり時間をとるわけにはいきません。


右岸の山を綺麗に削っていく現場で、可愛いくるくるダンプが一生懸命お仕事中。


ローラーゲートをこの位置から見られるのは工事中のみ。
工事用の構台がつけられてないとこの位置からゲートは愛でられない。

ここでもロッカビーム!!ロッカビーム!!
とやかましくしておりました。


この位置から堤体を見下ろせるのも素敵。


朝、減勢地を見上げていた左岸の発電所前道路です。


発電所は大丈夫でしたがその下流、吉田橋までの間ではT7617で被害が出ています。
そのため減勢工改造の際にダム直下の水勢を思いっきり殺すべく
バッフルブロックの下流にもう一つ副ダムというデザインが採用されたという事でした。
川沿いにお住まいだった方には移転をお願いしたそうです。


天端に新しく空いた穴を埋めた真新しいアスファルト。

なんですかこれ??
と質問したところ、新しいプラムラインを掘った穴であるとのこと。
そして良い工事で作られたダムあるあるなんですが
コンクリートが固すぎてまっすく掘れなくてリトライしたり
大変だったそうです。

うう。
プラムラインは鉛直を極めないといけないからホントに少しずれてもだめだし
良いコンクリートならではのエピソード。


工事のためには貯水位低い方が色々らくちんでしょうけど
貯水位が低いというのは四国のいのちのお役目として利水面でとても辛い。
だからといってずっと雨が降るのは現場の進捗にもかかわってくるのでよろしくない。


これからどんどん工事が進む早明浦ダム右岸エリア。
工事期間中にとんでもない雨が来ませんようにお祈りです。

治水でも利水でも四国のいのちである早明浦ダムが
もっと強くならなくてはいけないという事。

数年前のwith Dam Nightでダム工学会の会長を務められていた
小長井様がおっしゃっていたことを思い出します。

旧約聖書に「今あることは かつてあったこと」という言葉があるそうです。

過去にあった大水害、それと同じ規模の水害が来るかもしれない。
そして今まで経験したことのない記録にも残っていない規模の水害もやってくるかもしれない。

だから早明浦ダムは強くならなくてはならないのです。

いつも丁寧に現場見学や勉強の機会をくださる水資源機構の皆様、ありがとうございました。
翌日は早明浦ダムのLegendと呼ばれる達人にお話を伺いに行きました。