令和6年 温井ダム 見学 その1
2024/8/1 更新
夜中の高速をひとっ走りしてやってきました温井ダム。
2度目の訪問です。
今日の見学の中心は温井ダムのクレストゲートです。
大人気の温井ダムツイン波動砲やコンジットゲートではなく
クレストゲートに特化した取材のためにやってきました。
事前に資料を読んでいますが数字だけですべてをイメージできるほどの
温井ダムの達人ではないので、ひたすら現場で見ないと
確認したいことの裏付けが取れません。
今まで知られていなかった謎の仕組みがあるとかそういうわけではなくて
自分が中途半端に理解していたことをすっきりさせて正しく知っておかねば
と思っているだけです。
クレストゲートの扉体、天端からのぞき込んだらすぐ近くに見えました。
写真下に見えているのは堤体のコンクリートの越流部。
ワイヤーではなく油圧シリンダーで動きます。
貯水池はこのくらいの水位であまり裸地もなくて良い景観ですが
これでも洪水期の制限水位です。
貯水池に沈む満水位標。
現在夏の満水位。
EL351.0m
岸の方を見るとちゃんと秋~春の満水位標があります。
EL360.0m
そして対岸に立てられているのが最高水位を記す水位標です。
S.W.L.
いや、ちょっとそれは…
最高水位を示す水位標はこんな場所にあります。
この写真の真ん中あたりに水位標があります。
その高さまで貯水する計画という事です。
右岸側を見るとこの高さに同じ高さを示す水位標です。
どこまで貯める気合が入ったダムなのかと。
堤体を見下ろすことができる選択取水設備の屋上展望台から見下ろした堤体です。
S.W.L.まで水位が上がったところを想像して色々考えることが多すぎて
しばらく、ここで眺めていました。
管理所屋上のビューポイントに移動してきました。
ここでもS.W.L.まで水位が上がったところを想像して
怖いなー…凄い設計思想だなー…と思って見ていました。
現場で展示されている試験湛水時のクレストゲートからの放流です。
水流形状を見て、ここでもまたまた疑問符。
この形になるの?
え、想像しているのと形が違うんだけど…。