安威川ダム 完成式典の日 その1
2024/6/11 更新
令和6年3月20日。
お昼ごろに凄い風が吹くだろうという予報。
雨も加わって荒天になるという予報でした。
試験湛水で鯉の洪水吐流れをやってくれた安威川ダムが
無事に完成式典を迎えました。
式典は関係者だけという事で参加できないのはわかっていましたが
完成式典に合わせて、天端や堤体がこの日だけ開放される時間がある
という噂を耳にしていたのでお休み確保してやってきました。
朝早すぎて駐車場もまだ閉まっているし関係者の方が一人もいない。
とりあえず立ち入り制限されているところはきちんとフェンスや門扉で区切られているので
制限区画以外をてくてく歩いてお天気崩れる前に、晴れているうちに写真を狙います。
下流のパーキング、かなりの台数が止められるようです。
常用洪水吐から出ている水が下の副ダムの水抜き穴からさらさら出ています。
このままお天気崩れなかったら良いのに。
時間はたっぷりありますので直下の運動公園のパーキング車を止めたまま
住宅街の道をてくてく登ってきました。
今まで渡るのが怖った桑原大橋の西端にも横断歩道と信号がついてとても安心。
試験湛水後は初めての訪問です。
遂に完成したんだなぁ♪
洪水吐、カッコいいよなぁぁ♪
見ていて凄いなと思ったのはダム周辺備の進捗がばりばり進んでいる事。
あちこちのダムで見てきたのはダム周辺整備がまだ完成していなくても
時にはダムの上部工や舗装の工事がまだ途中でも
管理所や付属の発電所が完成していなくても
竣工式や完成式典が行われることが多かったので。
なので完成式典でこの完成度はすごい!!と感動したのです。
植えられたばかりでまだ日の浅い木々は細い幹ですが
いずれここには市民の憩いの緑の広場が誕生するのです。
日当たり良いからあっという間に緑もりもりになりそう。
近接するお寺の参道に進みました。
神峯山大門寺です。
建設中はこの敷地の端からいつもダム軸を確認していました。
堤体を見下ろせる良いポイントを探します。
本日の式典のために厳重に警戒されています。
最近は要人テロが多いのでこれはやむなしかと思います。
天端ダム軸のほぼ真横から見通したところです。
どんどんお天気崩れて風が強くなってきていますが
もう少し雨は降らないでほしい。
下流から見上げた時に天端とリップラップの境界がくっきりしてしまわないように
並べられた巨石とリップラップの間にスペースが設けられています。
美しさにとことんこだわった“安威川積み”なので。
貯水位はこのくらいでした。
常用洪水吐から水が出ているので常時満水位でしょう。
都心型ダムで大勢の人が来たらどうしても悪さを企てる輩も出てきます。
リップラップを登ろうとする輩も出で来ると思います。
その対策としてリップラップの下には掘り込みがあります。
出て来られなくなって泣くくらいなら乗り越えるなよと。
ゲートが閉められて警備の人がいる反対側にてくてく降りていきました。
別にこれで怒られることはないはず。
貯水池上流にはバンジージャンプのできる吊り橋が架かる予定です。
常時満水位より水位が高かったらバンジーで水に突っ込むので
やっぱり通年このくらいまでの水で運用されるはず。
取水設備と水位標が見えました。
しかし…常時満水位…低い。
鯉がペアで流れて行ったサーチャージ水位はこんなに高いところです。
来たかったなぁぁ。
あの日、ここに来たかったなぁぁ。
でも、たくさんのダム仲間が駆けつけて記録してくれたからヨシ!!