立野ダム コンクリート打設完了 記念イベント その1

2023/7/1 更新

令和5年5月。
熊本県にやってきました。

ゴールデンウィーク明けに発表されたコンクリート打設完了式典の日が
偶然お休みだったために、往復所要時間を計算して新幹線チケットを取り
普段なら絶対にしない強行軍でやってきました。

というのは当日、ダムマイスター(一般)仲間の佳様が
ご一緒してくれるということで又とない取材の機会だと思ったからです。

鶴田ダムの再開発記念式典でも九州のダム仲間の月野様と二人で参加して
別々の場所に陣取って手分けして写真を撮ったりしましたので
Two man cell 最強だと思います。


展望台から南阿蘇鉄道のトレッスル橋越しにすくすく育った
立野ダムの堤体を愛でます。

あっという間に大きくなったなぁ…

本体コンクリート打設開始が令和2年10月
定礎式が令和3年の5月です。

あんなに手間暇かかる柱状ブロック工法で
定礎から2年で堤体が出来上がるなんてすごい早さです。


本日の式典の前に一般見学会があります。
参加する皆さんの集合場所は展望台のすぐ横、いつもの旧立野小学校跡地です。

広い敷地に大型バスや参加者の車が次々とやってきました。


佳様と一緒に向かったのは立野ダムのTシャツとトートバッグを販売しているテント。
Tシャツは持っていたのでトートバッグを購入。
佳様は両方購入されてTシャツをその場で装着しておられました。


本日の式典は完成した天端の右岸側で行われます。
でもまず式典の前にダムの貯水池側に入って見学させて頂きます。


大型バスの後に続いて報道陣と一緒に現場へ。


立野ダムは流水型ダムです。
貯水池は平時、空で、川の水は堤体の最下段の放流路を通って
堰止められずにそのまま下流に流れ下ります。


そのトンネル部分に、洪水時に流れ下って来る巨大な倒木が
詰まったりしたら大変ですので、堤体の上流には
頑丈な流木止が設置されています。


いきなり巨木を補足して活躍しているところが見られました。
試験湛水は令和5年11月1日からです。
その前に出水期がやってきますのでダムとしてはもう
流水型ダムのお仕事を始めている状態といえます。


記念写真撮影用パネルがありました。

これは今年の初めに堤体walkを実施されたときのパネルを
大事に使ってくれているんでしょう。
とてもエコでよいと思います♪

背後に見える対岸の石積みは流路を形成する河道の護岸で
現地発生材が使用されています。


堤体のすぐ傍まで来ている大型バス。
一般見学者の方も堤体の大きさに大はしゃぎされている様子。


バスにはこんなツアー表示が。
コンクリート打設完了 見学会♪


しかしここまで近づけると5×5mの径の放流路と
流木・流塵除けスクリーンがホントにでっかいな〜と、見とれてしまう。