令和5年 相楽発電所取水堰堤 その2


発電所が見える隙間をとにかく探します。

なんで新緑の頃がお勧めかというと美しいからというのもありますが
左岸側から撮る場合、シンプルに、それ以降になると草が生い茂って
灌木が勢いを増して隙間が無くなって写真が撮れなくなるのです。

釣竿より長い自撮棒を駆使される方であれば隙間がなくても撮れると思いますが
自分はチビでよぼよぼなので灌木に敗北します。


発電所建屋と取水口。
昔、浸水したので今の高さに建設しなおされました。
なので増水してもあの高さまで浸水することはない…はず。
逆に堰堤は全水没も稀ではない可能性。

淀川の水害は木津川の水害。
流域で考えても桂川流域、宇治川流域をはるかに超えている上に
木津川の集水域は年間降水量日本一の大台ケ原の
端っこに引っかかっていますので。


この時は堰堤の上に並ぶ欠瀉板が外れている状態でしたので
堤頂の麗しい二段の水流は見られませんでした。


灌木フレーミング写真ばかり増えます。
やっぱり左岸側からは難しい。
木々の緑の美しさと水面がちゃんと見えるかと
考えなくちゃいけないことが多すぎます。


カメラ様をお連れするだけで綺麗に撮れるのが楽チンでよいのですが。


枝の影でフレーミング狙っています。
枝をよけてすっきり撮りたいなと思うこともありますが…


それを言い出すと、自分のお気に入りの写真を撮るために
勝手に人の家の木の枝を切ったり、水田に勝手に水を張って
リフレクション写真を撮るとか無法を極めている“外道な撮り鉄”と
同じコースに行き着きそうなので、行った時に撮れる形で
精いっぱい努力して環境改変は最小限にしたいです。

単にカメラ様をお連れして楽チン撮影したいだけです。


楽チン撮影でこれだけ満足できる写真が撮れるんです。
モチーフが良いから。


閘門と流筏路の石張りを横から。


溺堤の越流している様子はこっちからでははっきり見えないので
さすがにこれは右岸側から見ないと。


撮影中に発電所の前のスペースに関西電力様の車と関連の会社の車が
次々到着して人がいっぱいおりてきました。
やっぱりあの場所は駐車したら迷惑かかるから
入って行っちゃいけないな〜と思うなど。


右岸側に行こうと思った時に高齢の釣り人がすたすたと
川に下りていくのを見て、そんなに簡単に降りられるのかなと
着いていったら簡単に河原に出ました。


これは釣り人がこのあたりに多いのも分かります。
なので余計に、関西電力様は立入禁止区域がどこか
わかるように注意看板をあちこちに設置されているのでしょう。


これが発電所の周辺にたくさん設置されている注意喚起の看板の図です。


釣りに夢中になってポイントを変えている内に立入禁止区画に
踏み込んでしまったりすることもあるかもしれないし
狙って入ってくる不届き者もいるかもしれません。

とりあえず発電所の周辺には監視カメラたくさんありますので
立禁突破すると警察の方がお越しになります。


てくてく戻って次に向かうのは右岸の発電所。
潜没橋を渡っていきます。