鹿野川ダム 再開発 見学 その2

国土交通省 四国地方整備局 肱川ダム統合管理事務所
鹿野川ダム管理支所の入り口横にあるショーケースにあったのは
日本ダムアワード2016で鹿野川ダムが受賞したイベント賞のトロフィーでした。
こんなに立派にダムアワードの説明文までつけて飾ってもらえてとても嬉しい♪

管理支所の前をどんどん下っていきます。

左岸側にあるのは愛媛県の肱川発電所です。
貯水位とても低いのですが頑張って
河川維持流量は出してくれている鹿野川ダムです。

田瀬ダムとよく似たまぁるいデフレクターでした。
田瀬ダム、まだ会いに行けてないけど。

幸せ水位で発電所も活躍できて水に余裕があるのが一番なんですが
全国的に渇水傾向でこの訪問した頃には鹿野川ダムと同じく
肱川で頑張る野村ダムが取水制限に入ったりしていました。

ラジアルゲートは更新されて強い子になっていました。
でも扉体前面にワイヤーのデザインは変わっていないんですね。
そこを変えると他にもいっぱい改造しなくちゃいけないところが出てくるから
扉体と巻上機を堤体に触らずに新調したという事かなと思います。
ちなみにこちらが昔の姿。
ゲートハウスもなくフェンス越し至近距離で巻上機が見られたころの
ラジアルゲートです。
今の子がすごく頑丈な外観なのでとても華奢に見えます。

堤体直下は綺麗に護岸も工事がすんでいてすっきりしています。
手前の導流壁はトンネル式洪水吐からの水が通るルートで
クレストゲートからの放流や発電所からの放水に影響しないように
かなり距離をとってあるように見えました。

工事中に巨大な鋼管をぶっ立ててコンクリートを充填して
そのまま柱にしてあるのが合理的でとても好き。

トンネル式洪水吐の奥までは見えませんがこの鉄物を見るだけで
ここにラジアルゲートが隠れているのはわかります。

直下は副ダムもほとんどエンドシルみたいな可愛いサイズなので
こんなに広々して不思議な感じです。
発電所からの放水はエンドシルのような副ダムの下流に出るようになっているので
一応、ゲート放流の影響を受けにくい配置になっているはず。
天端を左岸側に渡り切って貯水池側に移動していきます。

ダム湖の名前はどっちやねん状態。

見えてきました。
トンネル式洪水吐です。
水位が低いので丸見えです。

吞口のほぼ正面までやってきました。

トンネル内は通常、水が入っていないドライ状態で管理されます。
これは地震対策。
管路内、トンネル内に水が満々の状態で地震が来ると
予期しない動きが発生する可能性があるために
使用しないときはドライに保つのです。
ゲートを動かす際にはまずトンネル内に水を満たします。
扉体の裏表にきっちり水がある状態になってから
水圧バランス操作でゲートを開いていく操作をします。
◆

しかし、ほんとにすっからかんです。

訪問した頃の、川の防災情報で見られた鹿野川ダムのデータです。

利水容量0.0%
上流から流れてくる分をスルーしてい流しているだけの状態だったことがわかります。

令和5年の年末から令和6年春先にかけては
琵琶湖も早明浦ダムも、沖縄のダムも青ざめるくらい渇水で
今年はどうなるんだ…と、そわそわするほどの渇水でした。
(令和6年度はじめに沖縄以外は降雨で貯水位回復しました)
程よく雨が降って貯水容量が回復するようにお祈りして
再開発工事が終わった鹿野川ダム見学を終えました。