鹿野川ダム 再開発 見学 その1
2024/5/21 更新
令和5年の夏季休暇で九州のダムをめぐり
国道九四フェリーで佐賀関から愛媛県の三崎に入り
向かったのは鹿野川ダムです。
渇水のニュースを耳にしていたので
どれだけすっからかんになっているのかと心配でしたが
堤体近くで湖底が見えているというようなことはなく
このくらいの水は溜まっています。
でもこの時、貯水量としてはほぼ空っぽ扱い。
(川の防災情報による)
水が少ないのは心配だし悲しいけど
鹿野川ダム再開発で設置されたバイパス洪水吐を見るには
条件が良かったのでへこまず見学開始です。
貯水池側ゲート足元の建屋の壁にプレート発見。
改造工事に関わった皆様のお名前が♪
工事従事者、施工業者。
知っているお名前がないか探す♪
土木賞も受賞しています。
鹿野川ダムトンネル式洪水吐吞口ゲート設備
鋼製スライドゲート W9.000m×H19.17m
揚程 常時28.0m 休止時34.5m
充水ゲートストローク0.83m
よく見るラジアルゲートやローラーゲートの諸元プレートには
ない文字がたくさん並んでいます。
この超特大のゲートがスライドゲートであるからなのです。
後で、対岸にも回り込んで扉体を愛でなくては。
悲しげな網場と選択取水設備。
お水ほしい。
たくさんお水ほしい。
クレストのラジアルゲートは貯水池側のスキンプレートにワイヤー固定の
ワイヤー巻上式。
鹿野川ダムの竣工は昭和34年。
この時代のダムでは割とよく採用されていました。
トンネル洪水吐の吐口の方へ移動します。
天端横には色々プレートが。
地元の観光名所の他に山鳥坂ダム工事事務所の案内も。
しかし…。
「鹿野川ダムについて」の説明板の真ん前にカーブミラー。
他にどうしようもなかったのか…
うーん。
凄く残念。
まぁ、近づけはちゃんと読めるんですけど。
以前来たときは再開発工事前でしたから
問題なく正面から写真が撮れたのですが…。
天端を右岸から見通したところです。
交通量はそこそこあります。
以前来た時は天端からラジアルゲート巻上機もフェンス一枚の距離でしたが
現在はゲートハウスができたので見えなくなってしまいました。