令和5年 出し平ダム その1

2024/2/21 更新


#みずいろネット 第一回フォトコンテスト最優秀賞を取った佳様の
「お好きなダム・発電所を見学」権で小屋平ダムと
黒部川第二発電所を見学させて頂いた後に
出し平ダムも見学させていただきました。


ホームから少し移動して堤体がちらりと見えるポイントです。
出し平ダムのダム名碑は軌道と同じレベルにあります。
そしてその間、一段低い所にあるのが出し平ダムの慰霊碑になります。


黒部峡谷鉄道からあわてて撮るのと違って
ちゃんと落ち着いて撮れるのが嬉しいです。
出し平ダム建設時の関西電力社長は小林庄一郎様。

建設コンサルタント協会のインフラ整備70周年講演会で
お姿見たことあるような記憶。


黒部峡谷鉄道から見える関電様の発電所紹介看板。
黒部川にできた一番新しい出し平発電所。
とってもかわいい520kWの維持流量を活用した発電所です。
平成27年11月運開。


その出し平発電所です。
昔はホロージェットバルブがあった場所です。


見学当日は珍しくゲートから放流していました。
前日に雨が降ったからかな。


出し平発電所の文字が見えていました。
ホロージェットバルブも見えています。
緊急時の水位低下用として残っているのかな??


元気に発電している出し平発電所のすぐ横には排砂路があります。
壁にライニング材が張ってあるのでわかります。
その隣がクレストゲートから続くエプロン。


排砂路の方が高くてクレストゲートのエプロンの方が低い位置なのが
少し不思議な感じですが、大量の土砂を放流する排砂路の方は
標高で縛りがあるし、土砂と一緒の水はより遠くに飛ばしたいだろうし
クレストゲートからは排砂しませんから水だけで素直に前に飛んで行くでしょうし
そういうデザインなのかなーと思ってみていました。


導流壁がごっついのも出し平ダムらしいポイントですね。
黒部川に立つためにはこのくらい頑強でなくてはならないのです。


豪雪地帯の黒部ですからゲート巻上機は全部ゲートハウスで格納。
かまぼこ型のゲートハウスは雪国ならでは。


建設中に大変な崩落があった左岸側の枠工。
これだけの面積で崩落があったのに人的被害がなかった事が素晴らしいです。
異常な兆候をわずかなサインで発見した
現場管理が素晴らしかったのだと思います。


前回訪問した時もかなり判読が難しくなっていましたが
ボルトのVとアンペアのAを組み合わせた関西電力様の社章と
出し平の文字を表しているトピアリー。

うーむ。
かなり難解になってきています。


出し平ダム正面。
山須原ダム再開発のゲートが登場するまで
長きにわたって扉体面積日本一のタイトルホルダーだったクレストゲートです。
めっちゃでっかいです♪