魚梁瀬ダム 公式見学 その1

2022/10/11 更新


高知県の奈半利川にやってきました。
朝早くに現地に到着してまず向かったのは魚梁瀬ダムです。


魚梁瀬ダム右岸の山の上、県道の横に作られた展望台です。


四阿と藤棚と説明板のある展望台です。


でんぱつ様のこのロゴがあるのがうれしい。


現地の説明板です。

魚梁瀬ダムは
堤高:115m
堤頂長:202m
堤体積:280万m3

とても細い谷に作られたスレンダーロックフィルダムです。

比べるなと言われそうですが
堤高が近い山形県の寒河江ダムだったら
堤高:112m
堤頂長:510m
堤体積:1035万m3
です。
こちらがよく見られるロックフィルダムのバランス。

ちなみに四国で一番、堤高が高いダムが魚梁瀬ダムです。


魚梁瀬ダム建設で、貯水池に沈むことになった魚梁瀬地区にお住まいだった皆様に
移転地として整備されたのが丸山台地です。
貯水池の横に造成地を設けて、集落を丸ごと、高い場所に移転する方法です。


建設中のダム写真もありました。
とても狭い谷です。
そこにどんどん盛りたてられていく堤体。
堤体に折り返す道路も見えています。
しかしホントにスレンダーロックフィル。


朝日が稜線の上に来て、どうしようもない状況ですが
展望台からダムを見ます。
眩しすぎてよく見えない…。


眩しすぎるけど天端撮りました。


いいなぁ
いいなぁ
この折り返す管理道路通って天端まで行ってみたいなぁ。


堤体下流面リップラップの上を走る道路があるダムとしては
東京電力様の高瀬ダムも有名です。
高瀬ダムはマイカー禁止だけどタクシーなら天端まで行けるそうです。
自分は手前の七倉ダムまでしか行ったことがないので未踏ですが。


眩しいので洪水吐も綺麗に撮れない…。
とりあえず時間が悪すぎる。


という事で、移動開始。丸山台地に向かいます。


途中でこの尾根の島化している部分がとても素敵で
後でじっくり撮ろうと場所だけチェックしておくなど。


丸山台地の端っこの魚梁瀬丸山公園に到着です。


魚梁瀬ダム貯水池の右岸側を登って魚梁瀬大橋を渡って到着します。


魚梁瀬杉が有名な馬路村の主力産業、林業を支えていたのが
魚梁瀬森林鉄道です。

森林鉄道関係の産業遺構は馬路村の中だけでもたくさんあり
旧魚梁瀬森林鉄道施設として、橋や隧道などが
国指定重要文化財になっているものが多いです。


観光用の列車が運行しているようですが
ちょっと時間が早すぎて姿は見えませんでした。