ダム工学会中部近畿ブロック with Dam☆Night2022

天竜川のJ POWER発電所 見学 その1

2022/12/11 更新


春に天竜川に来た際に、行こうかどうしようかと迷って
時間の関係で諦めていた水窪ダムにやってきました。


ちょっと水位は低めでしたが到着時は雨が降ったりやんだりしていました。
ピアの痕跡から考えるとかなり水位が低めの様子。


水窪ダムには佐久間ダムをはじめとするでんぱつ様のダムで
お馴染みの電源神社があるということですが、前回の訪問時に
お参りしていなかったので今日はそれを主目的にやってきました。


右岸側、堤体から少し上流に進むと山肌に階段があり
最初に現れるのは水窪ダム水没地で大事にされていた神像、仏像を
お祀りしたお社、そのさらに先にあるのが電源神社になります。


文字が滲んでいますがこちらが水窪電源神社になります。

電源神社のあるダムとないダムの基準がまだ分からないので
謎が謎のままですがお参りは必ずしておきたい。


前回、会いに来た時にはなかった天端のヘリポートマーク。


天端の舗装路の端にはしっかりしたプランターが並び
リップラップとの間を仕切ってくれていました。

◆ ◆


水窪ダムの次にやってきたのは秋葉ダムです。


ここでもしとしと雨が降る中、ダム湖に何か巨大な物が浮いていたので
あまり見たことのないシルエットだったので気になってやってきたのです。


凄くでっかいゲートのような形の物。


いくつもの方向から固定ロープが伸びていて浮いています。


少し傾いて水に沈んでいます。


たくさんの注水口か送気口かわかりませんが並んでいます。
下流側を一周してきたら作業の進捗が見て取れるかなと
いったん天端を離れました。


工事のお知らせ看板発見しました。
洪水吐ゲートの水密ゴム取替工事と上流面塗装作業との事でした。


一番右岸側のゲートです。越流水深が一段低いので排砂ゲートではないかと。
扉体の周りに作業に関係するであろうロープが張られたりしていました。


右岸側から見た堤体です。
秋葉ダムは両岸に発電所を持っています。


右岸側には秋葉第一発電所取水口とダム直下に再開発で新設された
秋葉第三発電所があります。
左岸側にあるのは秋葉第二発電所です。


秋葉ダムは堤体下流側の導流壁がとにかくカッコいいのです。


久しぶりに秋葉ダムを下流側から真向きで見られる竜山橋を渡ることにしました。


橋の両側には主塔の囲い壁にダム建設の写真や
地域の主要産業であった鉱山の歴史を紹介する写真があります。
竜山橋は静岡県が架橋したものです。


真っ赤な塗装で山の緑とのコントラストがはっきりして綺麗でしたが生憎の雨。


秋葉ダム下流面真向きです。