令和4年春 天竜川 その5


橋の下の展望所状態。
川面とJR飯田線が見えています。


ここから俯瞰して写真を撮りたい人のために電車の時間まで
現地では提示されていて至れり尽くせり。


渡りきって対岸までやってきました。
橋の全長でも280mですのでそんなに時間はかかりません。


しかし、何度見てもホントに機能美の塊の自己主張しない美しい橋です。
そらさんぽという凄いものを装備しているのに。

橋ですから。
安全に両岸をつなぐのがお仕事ですから。
あ、この場所は凄く景色がいいのでそれだけはおすそわけしたいなって思ってます。

という控えめな声が聞こえるような天龍峡大橋。
自己主張がものすごくて周辺の景観に適合したときは素晴らしいランドマークになるけど
一歩間違うと違和感満開になるPC斜張橋のような個性的な橋とは違う方向を目指しているよう。


名前のインパクトはすごいのに。

主役はこの天龍峡の方だからと控えめな天龍峡大橋。


帰り道、鋼材につけられた銘板を発見しました。
設計された方の会社とお名前入り。
施工された方の会社とお名前入り。

こういうのがいいんです。
構造物に名前を残すこと、大事です。
それはこの構造物に対する責任を持つということだから。

土木エンジニアの心意気。

◆ ◆


今回の天竜川行きのゴール地点、小渋ダムに到着しました。


昨年晩秋の頃にはすっからかんに干されていた減勢工に水が再充填されました。
座った時にお尻に真っ赤なさびがついたシルも完全に水没しています。

あの時、みんなであの中にいたんだなぁ
あの時、寝転がっている人いたよなぁ
あの角度から水鏡の堤体素敵だったなぁ

イベントの思い出に浸りながらしばらく減勢工を見つめていました。


貯水位は依然、低くて小渋シルトで真っ白コーティング。
ハラハラ水位。


減勢工の端の副ダムの向こうにもう一段下がって水辱池があって
その向こうがさらに河床が低くなっていて
そのあたりで左岸の発電所の水が来ているのが見えて
減勢工の水全部抜いて見た時には分かりにくかった高低差が
可視化されてわかりやすくなっていました。


本日は日本ダムアワード2021でイベント賞を2年連続で受賞した小渋ダムに
トロフィーお届け式ということで選考委員の皆様と一緒に現地訪問しているのです。


小渋ダム管理所の皆様のご厚意で、堤体を背景に絵が撮れるようにと
副ダムの横までおろしていただきました。


ばんざーい!
小渋ダムイベント賞連覇ばんざーい!


管理所に飾っていただけるかなぁ♪
並べて飾っていただけるかなぁ♪


式典の後、撮影タイムがもらえましたので
一番気になる副ダムの裾、くるんと巻き上がった
アップターンドバケットを至近距離から堪能♪


下流の水位と河床もこの角度から確認できて嬉しいです。


最後に薄々の小渋アーチを展望台がら眺めて
本日の天竜川遡上工程が終了しました。

天竜川には名堤体が多いのでまた来たいです。
何度来ても飽きないです。
次は水窪に再訪したいですが、周辺に未訪のダムもいくつかありますし
水源である諏訪湖の釜口水門も見に行くべきかなと思っています。