立野ダム建設現場 見学 その1

2022/2/1 更新


立野ダムの建設現場がばっちり見える展望台にやってきました。
目の前には南阿蘇鉄道のトレッスル橋。
その向こうの谷間がダム建設現場です。


大変近くなので音楽を鳴らしながら動くクレーンが
コンクリートバケットを運んでいるのも見えました。


建設現場のすぐ横に一般道があるので
そこをてくてく歩いているとこれくらいの至近距離で
クレーン塔が立っています。


つまりクレーン自体こんなに近くで見られるということ。
凄いな。
展望台でもないのにこんなに近くから普通に見られるダム現場って。


軌索式ケーブルクレーンで走行トロリーと横行トロリーが
巨大なのに素早く動いて目的の場所にコンクリートバケットを届けます。


一般道の横に国道との間をつなぐ階段がありまして
こんな場所から撮っていました。


トランスファーカーがコンクリート運んできたのが半分見えました。
凄いな立野ダム現場。


本日ご案内を頂く立野ダム工事事務所の方と合流しました。
現場を見せて頂けるのです。


寒冷紗で覆われた骨材ビンの前で車から降りて…


なんと現場の中にこんな立派な展望台が造られていました。


ダム現場の外で工事車両の邪魔にならないところに
小さく造られている展望台はあちこちで見てきましたが
工事現場内でこんなに立派な展望台があると言うのは珍しいです。

工事中の八ッ場ダムの右岸側くらいしか知らないです。

立野ダムではインフラツーリズムが盛んでツアーを
よく開催されているということなのでその時に活躍する展望台です。


上流側を見ると対岸に渡る橋と仮排水トンネルの呑口がちらりっ。


仮排水路の呑口です。
横にある車と比べるとかなり大きいなと思いました。
最近あちこちで見てきた仮排水トンネルでも特別大きいように見えます。

立野ダムは阿蘇山の外輪山の内側に降った水が全部やってくる
外輪山の出口に設けられる流水型ダムです。


展望台から見下ろしたダム建設現場♪
凄い角度で見えたっ。

あああああ
クローラクレーンにバックホウに立ち上がるブロックに法面の吹きつけに
枠工にフレコンパックに監査廊に常用洪水吐呑口に黒川発電所建屋に
トレッスル橋に立野小学校跡地の風車に…

視野内の情報量、ものすごく多いっ。


慌ててはしゃいで見落としがあったら大変なので。
落ち付かねばと数歩下がって現場説明板を見ることにします。


堤体中央の標準断面図です。
小さめのフィレットと底部にどーんと通っている洪水吐水路。
鋼製ゲートはありません。


堤体の上流面です。

常用洪水吐が河床の高さに1門、少し高い所に2門。
いずれも5×5mの呑口です。

8門のゲートレスクレストで鋼製ゲートなし。
ダムが一人で自立して洪水調節を行うゲートレスダムです。