安威川ダム リップラップ間詰め体験 その1
2021/11/21 更新
地下鉄堺筋線からそのまま地上に出て
阪急茨木市駅に向かう列車の車窓から見る安威川です。
河口から約16km地点の様子。
ここから約17km上流に安威川ダムが建設されています。
阪急茨木市駅から車で20分くらいで到着します安威川ダム。
またまた背が伸びていました。
この立派なダムカードフレームの(建設中)の文字も
もうすぐ該当しなくなってしまうわけですね。
ダム軸ポールからの定点観測。
コアとフィルタとロック材とリップラップのしましまが更に狭くなっています。
今日も進められているリップラップ間詰め作業。
幟がパタパタ。
今日はこの作業現場のすぐ近くに行かせて頂けることになっています。
わくわく♪
美しい陰影の安威川ダムリップラップ。
天端レベルまでもう少し。
すぐ横にバックホウがきゅるきゅる動いています。
なんで幟を立てているかというと
この下に作業している人がいるという事を
建機・重機を運転している人に伝達するためなのだそうです。
なるほど!!
コアの横でフィルター材を法面バケットで平らにぺんぺんしているところ。
巨大にロック材が届けられました。
ごろんごろん。
至近距離でこれをずっと見ていられるわけで
ホントに楽しい。
と、現場を先に見てうきうきした後、安威川ダムJV工事事務所に移動してきました。
本日は、日本一のダムファンで土木系youtuberの萩原雅紀様にも
来て頂いています。
令和2年度のダム工学会中部近畿ブロックのwith Dam★Night
with Dam★Night at Home おうちでダムでコメンテーターとして出演していただきました。
その御縁で今回は現場に入って色々取材していただけることになったのです。
まず移動してきたのは堤体左岸です。
左岸側の道路が一般に開放されるのは試験湛水が終わって
運用開始になってからになりそうですので
中々見られない左岸側からのビューです。
しっかり非常用洪水吐の壁が立ちあがりました。
越流部方向を見ると、幟と作業する人の姿が見えました。
なんか違和感。
違和感の正体。
皆様、正座していること。
幟にあるのは土質試験中の文字。
正座して細かい作業をしておられます。
一体どんな作業なのかと頭の周りに疑問符を飛ばしていましたら
御案内をくださるCMEDの方が説明してくださいました。
決められた大きさで穴を掘って
その穴に規定の砂を充填し
その容積から、密度を計算する
砂置換という方法で試験をしているシーンだったそうです。
なるほどー。
現場で正座はインパクトありました。
どんどん出来上がって立派な壁が立ちました非常用洪水吐。
両側の壁の間に、二つの水抜き穴が開いた副ダムがあります。
一次減勢。
試験湛水の時どんな風に水が流れるか想像するだけで楽しい。