令和2年の豊稔池 その3


左岸から見たところです。
豊稔池はコンクリートブロックの部分と切石積みの部分があります。
全てが天然石ではありません。


シルの上から見た底部のバルブの真正面です。


補給が必要になればここから下流に出すことができるという事ですね。


シルの上から見た右岸側です。
複雑に重なる段がとても素敵。
見ていて飽きない石積の美、ダム美♪


この大きな石碑は「豊稔池改修事業竣功記念碑」です。
ここにもちゃんと“全国でただ一つのマルチプルアーチ”と書かれていて嬉しいです。
改修事業は平成元年から平成6年まで行われました。


サイホンだけではなく底部から水が出るルートを図説してくれている
説明板もあります。
とにかく敷地内にたくさんある説明板は全部見た方が良いです。


改修事業で移設された旧・土砂吐扉門と中樋取水口です。


天端レベルに上がる道を進みます。
緑が深い。


天端レベルから直下を見たところです。

右岸側の副ダムで形成されている部分が
側水路の役目をしているじゃないかと見ていて気付く。


堤頂の越流部はアーチがわずかに見えています。

ひたひたです。
幸せ水位。


豪快なゆるぬきも見てみたいですが
放流のあるなしに美しいのが豊稔池ですから
四国にお越しの際にはぜひ会いに行って欲しいと思います。

ダムに興味がない人でも美しさに心ときめくはず。

 

素敵なお知らせ♪

お世話になっている土木エンジニアの安河内 孝 先生のダム記録写真が
土木学会土木図書館のHPで見られるようになりました。

大変貴重なお写真が8200点!!
見ているだけで幸せです。

今は無くなってしまったダムや昔のダムの姿も記録されています。
素晴らしい土木史料なので皆様もぜひご覧になってください。