池原ダムの洪水吐 その1
2017/5/11 更新
アーチダムが一番多い都道府県である奈良県で
一番でっかくてカッコ良くてファンの多い池原ダムです。
非越流式の巨大なドームアーチ。
そして反対側にローラーゲート4門を備えた洪水吐部分があります。
主堤体の直下はキャンプ場になっていてかなり近いところまで近づけるので
下流面を写真に撮ることも愛でることも可能なんですが
洪水吐部分は上から見るばっかりでした。
ゲートの上に架かる橋梁部分から下流をみると
管理道路のようなものが見えているので
あそこにはどうやったら行かせてもらえるのかな・・・
等と考えていました。
◆ ◆
奈良県図書情報館で文献を調べている時に偶然見つけたかっこいい写真です。
池原ダムが竣工したのは1964年。
まだ堤体のコンクリートも洪水吐のコンクリートも真っ白です♪
ダム仲間と写真を見ながら行きたいなという話をしていました。
「池原のバキの真向き、撮りたいですよねぇ」
「あ、そういえば、○○.○○○○さんがこの間、撮りに行ったって言ってましたよ」
「え、どうやって許可貰ったの」
「いや、特に許可をとるとかじゃなくて普通に進んで行ったら見られたって」
「えー…。そんなに簡単だったら皆行ってるんじゃないかなぁ」
「そうそう。だからなんでみんな行かないんだろうって言ってましたよ」
「分かった。今度行ってみます」
洪水吐の向こうに見えている道路に辿り着くために行く準備。
という事でやってきました。
すると…
道路の入り口にしっかりゲートが下ろされています。
近くにかなり汚れて枯葉に覆われた注意書きが。
あ、こういうことか
この道路の先には上北山村と下北山村のごみ処理場があるわけね
でもそこに人がいない土日祝日は通行禁止にしているから
この道を進んで写真を撮りに行く人がほとんど現れなかったわけかぁ
では平日昼間に出直せばいいんじゃないかとあっさり日を改める。
奈良県在住だから潔く諦めてもダメージ少ない。
別のダムを愛でに行く。