2016 布引五本松ダム 見学 その3


前回訪問時は工事中で通行できなかった余水吐の上を渡る管理橋。
横に仮設橋が設けられていたのでそれを渡った12年前。


おお。
綺麗に余水吐越流部が見られた。
越流中で割と流木多い。
小物の枝とかが主流だけど。


余水吐から越流しているということは満水位。
これが現在の布引五本松ダムの満水位。


天端横から見た余水吐の様子。
ほんとにぎりぎりの越流水深。
出るか出ないかの境目くらい。
数日前に行った千苅ダムのしましま越流と同じような状態。


改修工事が終わった天端の端っこにプレート群。
ダム湖百選
国指定重要文化財
近代化産業遺産
肩書き多い神戸市水道局堤体三兄弟の長男。


そして低い所に設置してあったこのプレート。
耐震補強工事の概要が書かれたプレートです。

古いダムの堤体の補強工事にはいろいろなバリエーションがありますが
外観を損ねないよう配慮に配慮を重ねて
布引五本松ダムのために選ばれたのがこの腹付けタイプの補強でした。
“堤体上流側に補強コンクリートを増設”とあるのがそれです。


隣にあるのは災害復旧工事の概要のプレート。
阪神大震災の後、堤体は持ちこたえていましたが
漏水量が増加したために行われた工事です。


天端は入れませんのでフェンスの間から愛でるのみ。


周辺地図とダムの説明板です。

腹付け工事が行われた部分が色変わりにしてあるのでわかりやすい。
ここには布引五本松ダムではなく五本松堰堤という記載。
上には布引ダムという文字。
地元の方には市ヶ原ダムと呼ばれたり
肩書と同じくらい名前多し。


直下の真向は色々邪魔が写り込むので
左岸のハイキングルートへ
堤体だけを美しく撮るために移動します。