番外編 丹頂餅ダム その1

2008/12/30 記

2008年の暮も押し詰まってきた仕事納めの翌日。
早起きしてやってきたのは京都駅です。


年末の京都駅に何をしにやってきたのかというと
この、原広司+アトリエファイ建築研究所の作品を愛でるため・・・
ではなく


サンダーバードに乗るためです。
特急♪特急♪


京都駅の0番線ホーム。
まだ日が昇りきっていない時間だというのに
駅舎は人でごった返しています。


まだかな まだかな〜
と待っていたらアナウンスに続き
サンダーバード到着。
お目目三つ。

窓側の席に着いてわくわくしていたらすーーーーっと発車しました。
この無音・無振動の発車に普段、ディーゼルのMT車でしか
加速を体感していない私は凄く驚く。
列車経験値低いから。


鉄道ってホントに早いんですよね。
あっという間に雪の比叡山のふもとを走りぬけて琵琶湖の横。
これは堅田の手前あたりかなと。
一面雪景色。

鉄道って素敵だな〜
乗ってるだけで楽チン移動
ダムまで鉄道通ってたらいいのに〜

とか頭に浮かんできて
これはヤバいと自覚する。
鉄道にまで興味の対象を広げたもう脳内収拾が付かない。

MBSの『ちちんぷいぷい』という番組で局内No.1の鉄道ファンアナウンサーが
103系という車両を追いかけてジャカルタまで行くという
レポートを観たのですがそのエキサイトする気持ちが凄くわかるんです。

ちなみにこのアナウンサーは別の番組担当なのに
『ちちんぷいぷい』で『0系』が引退する時のレポートを放送することになったのですが
若手のアナウンサーやレポーターにに0系の魅力は出せない!!
というプロデューサーの意向があったのか番組枠を超えて出演したという
局内でも筋金入りの鉄道ファンなのだそうです。

「テイウンですよ!!テイウン!!」
と、初期型車両に大興奮したり
「いいですね〜。103-1」
と、乗務員の方に話しかけたのに見事に伝わらずスルーされる所とか

「曲線重力式ですよ!!曲線重力式!!」
と、堤体をみるなり大騒ぎしたり
「このゲートのアームのトラス、普通とデザイン違うんですよ。カッコいいですよ〜」
と職員の方にすら伝わらない興奮ポイントを伝えて
どうリアクションしたらいいのか窮されたりするところとか

ファンって、マニアって・・・ポイントが同じだ

などと頭の周りにふわふわと花を飛ばしながら雪景色を見ているうちに


あっという間に福井駅に到着しました。
早っ。1時間30分。


そして隣でサンダーバードの到着を待っていたのが
越美北線のこの可愛い車両♪
「九頭竜湖」行。

か、可愛いっ♪
ヘッドマーク(?)に「明日へ走れ!越美北線」という文字があります。
床が高くてホームとフラットになっていない車両は自分にとっては珍しくて
角角しているところが可愛くて。

うむ。
可愛いと思うくらいで止めておこう。
はまると大変だ。


福井駅から車で移動。
市内幹線道路は消雪用水が確保されているので
このくらいの積雪ならスタッドレスでなくても走れそうな感じ。
でも山間部に行けばあっという間に埋もれます。