近江大鳥橋 見学 その1

2013/8/25 更新

お盆休みは仕事でした。
家族は楽しく聖地めぐりなどしてきたようで
羨ましすぎてぷんぷんしていたら察したようで
お土産を買ってきてくれたので少し機嫌を直すなど。


手拭いが使いやすいデザインで便利。

で、世間一般お盆休みの最終日に一日お休みがありました。
でも暑いし出かけるのを躊躇して
自宅でPowerpointやExcel仕事をずっとしていると
どんどん気分が下向きに。
キーボード叩くのも下向き。
ブラインドできないし。

「家にいると・・」
「家にいると」
「冷えて腐る・・」
「何が腐る」
「自分の足と気持が・・」
「クーラー入れ過ぎでは・・」
「設定温度は27〜28℃」
「・・の割にはこの部屋寒い」
「この間、エアコン掃除したらめちゃめちゃ効くようになった」
「それはいいが腐るのはよくない」
「腐るのが嫌なのでどこかに行ってきます」
「では行こう」
「いや、一人で行きます」
「まぁまぁそう言わんと」
「標高高いところ行きたいので」
「ダムに行ったら多分、途中の道が大渋滞と思われるがそれでも行く?」
「・・・確かに。
世間一般のお盆休み最終日日曜日。
水遊びとBBQで川も海も大変だな。
ダムに行くために渋滞は嫌だな。
うん。
じゃ、やっぱり家で冷えて腐っていよぅ」

「なんでそうなるんや!!」

とりあえず冷蔵庫の中身が乏しいし買い物にも出なくてはならないし
買い物の前にぷらぷらどこかにドライブ行こうとお昼すぎに家を出ることに。
そして運転席を乗っ取られたので助手席で不貞腐れる。

「どこに行きたいですか」
「夕食時間、買い物時間、渋滞集中時間、路線を勘案した結果、信楽方面に行きたいです
「たぬき?」
「たぬきゾーンを超えて少し行ったところ。牧の交差点を左折して進むのです」
「何があるの?」
「エヴァ橋」
「なにそれ」
「見ればわかるの」

新名神の近江大鳥橋。
個人的に勝手にエヴァ橋と呼んでいる
非常に個性的なデザインを主塔に取り入れたエクストラドーズド橋です。

先日、どぼくカフェ&名神高速50周年記念イベントの時に
NEXCO西日本の方にあの橋がカッコいいので見に行きたいとお話していたら
下にちょうど道があるのですぐ傍から見られますと教えて頂き
場所はチェックしてあったのでした。


R307から外れて県道16号を進んできました。

「あ。見えた」
「了解。停車します」
「行ってきます」

という事で道路の端で拡幅されているところがちょうどあったので停車。
橋まで900mくらいの場所です。
家族は着いて来ないで車の中に残ってTVを見ているというので一人で橋に向かいます。


道路の横に巨大な盛り土がありきちんとフェンスで囲われていたので
何の工事の土砂かとプレートを見ると大戸川ダムの工事関係の敷地でした。


川の向こうに足元をコンクリートの鞘で覆われた橋脚の道路があります。
大戸川ダム工事で水没する県道16号線の付替道路です。
ここまで道路を作ったのに
水没地区の移転と保証も締結しているのに
大戸川ダム事業は凍結されています。
この付替道路の工事も現在は凍結されています

シンプルにダム湖に道路が沈むから付け替えるという話なのです。
ダム事業が進められないなら造る必要のない道路なのです。
理解に苦しみます。

木々の向こう、更にさらに上の高い所を走っているのが新名神です。


てくてく歩いて行くと見えてきました。
真っ青な夏空の下
おおよそ普通の橋のデザインからは想像できない個性的な外観
島根県立のしまね海洋館前に架かる片持式斜張橋のはっしータワーより凄いかも。


参考掲載 はっしータワー

個性的にもほどがあると感じた最初の橋です


緑の間から覗く超個性的なデザインの主塔です。
なんでこんなにすごいデザイン選んだのかしら〜。
カッコいいけど〜。


主塔の東側の橋脚のヘッド部分も同じ系統のデザインなのです。

ちらちら木々の上に覗く橋を見ながら下ってきますと・・


大鳥居の交差点に出てきましたー。
凄い風景。
田舎のほのぼの交差点に突如現る革新的な橋の主塔。

ここから県道16号から12号へ曲がって主塔の足元を目指します。


大戸川です。
大戸川ダムできるとできないとでは淀川の治水計画全然違うんだけどなぁ。
早く工事再開の号令を出してもらわないと。
移転された方のお気持ちも察してほしいし
工事中断している付け替え道路も寂しげです。