桃介橋 その3


中央の主塔に到達しました。
ここで河原に降りられるらしい。


ゲートが開いている時間は河原まで降りられます。


転げ落ちないように気をつけつつ、石段を下ります。


石段に踏み込む前に振り替えると木製の補剛トラスが綺麗に見られます。


主塔はどの角度から見てもかっこいいです。


河原におりました。
こんな形で主塔から階段が続いています。


河原に来れば下からの眺めがばっちり。
ほんとにこれだけの径間の橋を大正11年(1922年)に完成させたなと
感動します。


右岸に到着しました。


こちらの説明板では桃介橋が読書発電所建設のために
架けられた橋であることと読書発電所の位置などが確認できます。


左岩と右岸で物資を運搬するためにトロッコまであったのですね。
強靭な橋が必要になったわけはこれでしたか。


ふと橋の柱を見ると銘板がありました。

1993年9月復元

設計されたのは建設技術研究所様。
さすが建技様。


そして橋の名前が刻まれた大きな岩がありましたので近づいてみると…。



田中賞!!!

桃介橋、復元されて田中賞受賞しているんだっ!!

すごいよっ!!
すごいよぅぅ〜♪


当日、私と同じように、R19を走行中、橋が目に入った途端
路肩の広くなったところに車を止めて見入っている人をたくさん見ました。

これだけの造形美はなかなかありません。
訪れる人が見惚れてしまう素晴らしい橋。
朽ちてしまって通行できなくなっていた昭和中期から
平成の世にこんなに素晴らしい姿で復元されました。

R19を通行するときに
木曽路を楽しむ時に
ぜひ訪れて見惚れてほしい
木曽川の水を水力発電に生かした電力王の心意気を
ダムと発電所以外でも感じられる素晴らしい構造物です。

次に行くときはこの上流にある柿其水路橋も見に行きたいと思います。
関電様のハイダムコンプまであと少し♪