岸和田水門 見学 その2


おうどん食べて傷の治療もして、さっきの場所に戻ってきました。


巡視艇が湾から出ていきます。
信号も青色。


扉体の上の走行台車を繋ぐ通路と思しき所を点検作業の皆様が歩いていました。
大きさの比較にちょうど良いです。

周囲の音にかき消されてよく聞こえませんでしたが
女性の自動音声でアナウンスが何度かありましたので
この後、動くはずと目を凝らしていると…。


扉体が上がり始めました。
走行桁の上に赤い部分が見えています。


静かに波も立てずにゆっくり上がっていきます。
バイザーゲートの閉問でもそうでしたが防潮水門の着水ってすごく静か。


しっかり上がりきりました。

真っ赤なローラーゲートの扉体は純径間30.0mで扉高11.15mです。
すごくでっかいのです。


次は横移動で格納されていきます。


ゆっくりゆっくり格納スペースに走行台車が扉体を運んでいます。
素敵♪
他の水門でこんな動作見たことない。


岸和田水門が持っている日本一のタイトルですが
このワイヤーロープの太さです。

何と旅客機を引っ張れるクラスの太さ。
96.0mmという超極太ワイヤーなのです。


しかしこんな特殊な構造の水門をよく考えだしたなと
見ていて楽しくて仕方がない。


扉体が格納されたので次の動きは走行桁を起立させる作業。


走行桁の向こうに間違って船が侵入してこないように
チェーンが張られてよく見える高さに上がっているのがわかります。
ほかの防潮水門の試験の時も同じようにチェーンが張られます。


ここから見るより少し斜めから見たほうが走行桁がわかりやすいかな…と
気づきまして、少し移動することにしました。


斜めから見えるところへ移動。
走行桁の間の扉体が収まる部分がわかりやすいです。


どんどん巻き上がっていきます。
跳開橋と同じような動きですね。


頑張れ頑張れ巻揚げ機。


無事にしっかりと定位置まで立ち上がりました。


平時は船舶の移動を妨げない上方のクリアランスをしっかり確保している水門。
台風が来るときは高潮対策で閉鎖される水門。

そして南海トラフ地震、来ないでくれと思っても絶対来る南海トラフ地震。
その時は津波から町を守るために頑張ってくれる水門です。

月に一回、だいたい、10:00頃から11:30くらいで閉門。13:00頃から14:30くらいで開門
という試運転が行われますので興味のある方はぜひ会いに行ってほしいと思います。
岸和田カンカン、駅からも近いしパーキングも充実しているし
転んで怪我しても薬局もあります♪

 

おまけ


ラピートだって目の前で見られる岸和田駅です。