建設技術展2019 その3


西日本エンジニアリング様のブースではかわいい子がいました。


かわいい子です。
タイヤが柔らかくてふわふわ♪
人が入って点検するのが大変な狭い場所に入って撮影をしてくる子です。
酸素濃度が心配とかガス発生が心配な時でもお仕事できる子です。


続いてやってきましたのは旭イノベックス様のブースです。


パッと目を引いたのがこのゲートです。
オートゲートと名前が付いています。


横で流れていた説明ビデオ。

これ
これなんです

豪雨の時にたんぼを見に行ってくるといって被災する人
豪雨の中、水門を操作できずに広がった浸水被害
豪雨の中、水防団の方、消防団の方が水門を操作しようとして亡くなった事例

人の手に頼らずに操作出来たら
失われずに済んだ命があったということ

大規模な水門では機側操作だけではなく
遠隔操作も導入されてきましたが
小規模の水門ではそんな設備はつけられません。

そして小規模の水門でも破堤や浸水被害をもたらす原因になることがあるために
人は豪雨の中、水門に向かわねばならないのは辛すぎます。


そんな声に応えるように開発されたのがこのゲートです。

でもこういうゲートって砂利や流塵の挟みこみに弱い印象があるので
流れてきた小石の噛みこみはどうするんですかと質問したところ
掃流でそういった戸当たり周囲のゴミを排除出来る仕組が付けられていて
大丈夫なんですよというビデオを見せてもらってとても安心出来ました。

たくさんのお金はかけられないけど
人とくらしを守るために
マンパワーが不足して高齢化が進む日本で
こういう技術がどんどん生まれてほしいなと、うるっときてしまいました。


こちらは“大型黒シウマイ”のあだ名を付けられている大型土嚢が
緑化できるモデルに進化した例。

災害後10年以上経過してもまだ黒シウマイのままの場所もたくさん見てきたので
早くカモフラージュできるのは良いことですね。


国土交通省・近畿地方整備局様の展示です。
ストック効果パネル展。


ストック効果もですがやっぱりこういう整備した事業が
絶大な効果を示した事例紹介が嬉しい。
上野遊水池素晴らしいよーっ。
上野遊水池頑張ったねぇぇ♪♪

ただ、ちゃんとこのポスターのように色分けするとか
説明をつけないと見分け方を知らない人が見たら
ただ、町が沈んでいるようにしか見えないというのが
遊水池の活躍を説明しづらい点なのですが。

ちゃんと守っているんだよぅぅ!


この後に約束があって時間が足りなくなってきて
駆け足で回っている時にパッと目に入った鹿島様のブース。


小石原川ダム建設で活躍したA4CSEL(クワッドアクセル)だっ!
小石原川ダムの全体で使われた技術ではなく
一部で使用されたというICT施工技術です。

あっという間に堤体が天端レベルまで高くなったので
現場見学行く間もなかった…。
まだリップラップとかは工事が残っているから
チャンスはあるんだけど遠い…。


という事で大急ぎで建設技術展2019近畿を見て
その後、大阪にある中央電気倶楽部に駆け付けたのでした。

黒部ダムや殿山ダムの建設にかかわられたエンジニアの方に
お話を聞く機会を頂けたので。

最新技術の進歩を目にした後
60年以上前に苦労されたお話を聞くと
ホントに現場の皆様のために進化した建設技術の進歩は
宝物だなと感じました。