天野川トンネル その3

お天気の良い日にやってきました。
右岸側から見た天野川トンネルです。

沈砂池の堤にはさらさら水が出ていました。
化粧型枠コンクリート。

トンネルの上から見たところです。
左岸側の駐車場は路上駐車が出るほどのにぎわいです。
磐船神社に行く人の車もありますがほとんどは外回りの営業の方の車。
ご飯にお昼寝にと大人気です。
公園整備された無料パーキングスペースの宿命。

トンネルの横にある元々の天野川に水を流す設備を追いかけてみました。

トンネルのすぐ横に位置する岩船神社です。
天孫降臨の地と書いてあります。
瓊瓊杵尊が登場する高千穂の天孫降臨とは違うようです。
日本書紀に記されているエピソードで
高天原から禰藝速日命が天照大神から十種の宝を預かって
天磐船で地に降り立ったととうのがこの地の天孫降臨。
空飛ぶ船でやってきたというのが隕石を示しているとか
諸説ありますが、すぐ近くの星田妙見宮では実際に隕石が落ちた痕跡が
山に残っていて、それをお祀りされているのは事実です。

そして離合困難な磐船街道の平らな部分。
平なのはこの神社の前だけ。

その先はこの勾配。
更にワインディング。
ロングボディー車と中型車泣かせ。
大型車は来ないで。
ほんとにトンネルが出来るまでは大変でした。

谷間に神社の敷地と道路と川があります。
すごく狭隘な立地。

神社入り口から見た天野川です。
かなり狭く勾配は極端に急ではありません。

境内を見回すととんでもない大きさの岩が斜めに立っているのが見えました。

この巨石が御神体の天磐船とされている岩です。
12mもあるそうです。
天野川トンネルの断面とほぼ同じ。

唐破風の御宮が御神体にくっつくように造られていました。

その御神体の足元をみると巨石と巨石でぎゅうぎゅうの空間。

底に流れているのが天野川です。
・・・。
何度も洪水で神社も浸水被害って…
どういうことなんかと思ってたけど
こういうことやったんかーい!!
河川勾配とか関係なく問答無用でこの場所が狭窄しているから
流下できなくて上流、浸水するんやんか〜
この巨石が空から降ってきたわけではありませんが
何らかの理由で山から降ってきたのは間違いなさそう。
回りも巨石だらけなので。

岩船神社は岩窟巡りが有名なのですが
COVID-19対策でこの時は拝観中止していました。

神社の御神体が天野川の流下を妨げていたんですね。
だから道路の拡幅とか河川改修でなく
横の山に大きな河川トンネルと道路トンネル作ることが
必要になったのだなと現場で納得しました。

歴史ある神社と大事なライフライン、道路を守るべく造られた天野川トンネル。
大雨で本気で吐いている時にはこの道路が通行止めになりますので
中々ライブは見辛いと思いますが
水が流れていなくても周辺の散策で色々不思議な地形を楽しむことが出来ます。
以前から見に行こうと思っていた天野川トンネルが
頑張ってお仕事した直後&いつもの顔のレポートでした。