安治川大水門 見学 その1
2021/5/11 更新
モクレン、コブシ、雪柳の花が咲き始めた頃に
大阪の大阪メトロ弁天町駅からR43の高架沿いにてくてく歩いています。
高架になっている道路の横に人や自転車が安全に通れる
道と橋が併設されている大阪湾岸。
階段を上って車道と同じ高さまで来ました。
フェンスの向こうにちらり。
ああ、もう動き出してる♪
大阪が誇る三大水門、バイザーゲートの赤・安治川大水門。
動いているところを見ていなかったので点検日にやってきたのです。
普段はこの巨大な扉体が垂直に立っています。
知らない人が見たらアーチ橋のように見える扉体です。
扉体をコントロールする巻揚機のワイヤーが
ゆっくりゆっくり扉体を降下させています。
メジャーなローラーゲートやラジアルゲートにしろ
潜水型のライジングセクターゲートでも扉体を途中で止めるという運用があり
開度を調整することができますが
バイザーゲートは運用時は全閉、平時は全開のパターンしかないと思うので
180°回転で道路をふさぐ淀川陸閘と同じく
開度というものにこだわることはないのかも。
そもそも役目から考えて途中で止める必要性が皆無。
真正面が見えるところまでやってきました。
ここはフェンスがないので撮りやすいです。
扉体まで150mくらいの距離。
アーチ型の扉体の天辺の結合部分アップ。
右岸側にあるのが副水門です。
ゲートが閉まると安治川の水が堰き止められますので
こちらは時差で閉まっていきます。
今は全開。
この副水門側のピアに水門閉鎖訓練日の
お知らせがいつも提示されています。
ということでこの訪問日は3月16日でした。
扉体の向こうに巡視の船がみえています。
そして大事なのはゲートの上下流に両岸から張られている緩衝チェーンです。
扉体の開閉時に間違ってゲート部分に侵入してくる船を避けるための物です。
完全に閉まるのに30分かかります。
なのでその間は愛で放題。
なぜか扉体の端の方からそれなりの勢いで水がこぼれていました。
今まで立っていた扉体なので水没していたわけでもないので雨水?
バイザーゲートがどんどん水面に近づいてきましたので
副水門が動き出しました。
端っこはもう着水しています。
予想より波もたたないし静かです。
頂部もあと少し。
着水寸前。
波一つ立たずに静かに着水しました。
うっひゃー♪