吉岡鉱山見学 その8


山の中でその役割を示す文字のひとつも無く
形だけはかろうじて残っている遺構。


見渡す限りのススキ野原。
煙道を探しても見つからずここでタイムリミット。
引き上げです。

 

    ◆ ◆ ◆

 

膝が痛いなぁぁと思いながらスタート地点に戻ると
西江邸を見学した後のM様が戻っておられました。

夜雀 「遅くなってすいません。吉岡鉱山見つかりましたよ〜。」
よろよろしながら歩いていくと、いつも冷静なM様が激しく手招きしておられます。
「お帰りなさいー。こっちこっち。こっち来てくださいー。」

吃驚して手を引かれるままについていきます。
M様は地元の民家兼商店に突入していかれました。

夜雀 「な、な、何ですか?」
M様 「さっきこちらのご主人の奥様に許可を頂いたんですよ。」
夜雀 「何があるんで....。うおおぉぉ!
M様 「ふふふ。絶対喜んでくださると思いました♪」

 

なんと現役時代の鉱山の写真が展示してあったのです。

この写真を撮った方が閉山の折に記念にとこちらのお宅に送られたものだという事でした。

隆盛を誇った銅鉱山の様子が詳細に記録されていました。


夜雀 「あ、ここ!この奥に遺構があったんですよ。」
M様 「今お留守にされてますがさっき奥様がいらっしゃった時に
     色々お話伺いましたら丘の途中にカラミ煉瓦の舞台とかもあったそうなんですよ。」
夜雀 「あ、神社は見つけたんですけどそれらしいのは見つけられませんでした。
     惜しいなぁぁ。最初にそこを聞いていたら絶対探しましたのに。」

銅鉱山として反映した町

銅鉱石としては役に立たなかった捨石から生産が始まり一大産業になったベンガラの町

ここには鉱山の残照がたくさん残っています。

 

M様が見つけてくださったこの資料のおかげで
形が見えなくて少し寂しかった見学がとても実のあるものになりました。

今度行く機会が在ったら是非、鉱山町の全盛期のお話を
地元の方に聞いて見たいと思った吉岡鉱山見学でした。