吉岡鉱山見学 その1

『岡山県・横溝正史の雰囲気にどっぷり浸りましょう旅行』に出かけた折に
一番楽しみにしていた鉱山が、この吉岡鉱山でした。

朝一番に重力式アーチで国内一の高さを誇る中国電力の新成羽川ダムを見て
その後に来たのが鉱山町として発展してきた成羽町の吹屋です。
訪問時にはまた成羽町でしたが現在は高梁市に合併している吹屋です。


銅鉱山とベンガラの町として栄えてきた吹屋。
この防火水槽は砕いたカラミ煉瓦を使用して作成されています


素敵なベンガラの町並みです。
建物の各所に使われている薄紅色です。

以前来た時は観光坑道として公開されている笹畝坑道を見ました。
その時に地元の方に吉岡鉱山の遺構の話を聞いたのです。

映画の八つ墓村の撮影があったことで有名な広兼邸を見学。
屋敷の大きさではそれを上回るという西江邸への道で
同行してくれた友人M様と相談しました。

夜雀 「吉岡鉱山を探してきます。」
M様 「はい。気をつけて行ってきてくださいねー。」
夜雀 「4kmくらい歩いたら諦めて引き返してきます。」
M様 「はい。ご無理なさらず。」
夜雀 「では私は山へ。」
M様 「では私は西江邸へ。」

ここで単独行動に。


笹畝坑道の前で地元の方に聞いた言葉だけを頼りに道を歩きます。
何か遺構が見えていたら探索はしやすいのですが。


川を渡ってうろうろしていると古い建物がありました。
しかし鉱山施設であるという確証がありません。


更にこの建物の周辺を見ていくと確証発見。
カラミ煉瓦です!


吉岡鉱山は三菱系です。
このカラミ煉瓦も三菱規格でしょうか(笑)


土台だけなので何の遺構かはわからないです。