若松鉱山見学 その4

奥に続く道をとことこ登ります。

若松鉱山は明治38年に採鉱が始まった歴史の古い鉱山です。
明治34年頃から国内で盛んになった製鉄産業で高炉に使う
耐火煉瓦の材料として含クロム粘土が最適とされた為に
全採掘量を耐火煉瓦用にまわしていた時代もあったということです。

その為に明治から大正にかけては、採掘して耐火煉瓦を作って
販売もするという特殊な鉱山経営が成されていたそうです。


トロッコの軌跡が見えました。
鉱車も乗っかっています。


坑口らしいポイントの上に上部施設が見えます。
場所から考えると貯鉱場かと思いますが、確かそこで
マイタケ栽培をしているはずなので泥棒と思われては大変です。
この施設は生きているので近づかないようにします。


坑道がありました。
切り替えポイントはすっかり錆付いています。


選鉱場が見えます。
ここからどの方向に切り替えして選鉱場まで運搬していたのか
この周囲を見るだけではちょっと分かりませんでした。


安全第一マークもばっちりポータルの上にあります。
でも柵は..ちょっと目が粗すぎですね。