佐々連鉱山見学 その1

旧別子を満喫した後に、香川県にある『豊稔池』を見て帰ろうと
県道を走っておりました。県道47号線は県道6号線に名前を変え、
赤石の峰を左手にずっと東へ進みます。

その途中でいきなりすごいダムに遭遇してアドレナリンが全開になり
一人で騒ぎ疲れ、半ば虚脱状態で愛車を走らせておりました。
国道319号にぶつかった時に、何故か海に近い法皇トンネル越え
を選ばずに山越えの道を選んでしまいました。
単純に海より山が好き、平坦な道よりワインディングが好きな為の
反射的な選択でした。

そして国道319号を狭いにも関わらず相手の車の迷惑など顧みずに
突っ込んでくるサンデードライバーの車両に辟易しながらも2kmほど
進んだ時です。
青地に白文字の国土交通省作成の道路標識が目に飛び込んできました

『佐々連鉱山 4km』

文字を見るなり予定と違う方向にウィンカーを出して突っ込んでいきました。
別子銅山と豊稔池以外に特に予定を入れていなかったので降って湧いた
幸運だと、虚脱状態から復帰します。


そこそこ細いけれど対向は可能な道路をしばらく登っていくとあちこちに
コンクリートの土台が見え始めました。


広い場所に車を止めます。
現場である事は間違いありません。
ただ、はっきりと鉱山であると示す特殊な建造物が見当たりません。


野球のグラウンド跡地です。
草生してその平らな土地とネットでしか面影は残っていません。


山に向かって走る電柱と電線。
敷地がまだ良く把握できません。


グラウンドの横に真新しい施設がありました。
現役......かな?
少なくともこの廃水処理施設は完全に現役です。