松重閘門

2021/10/1 更新


名鉄 山王駅です。


鉄道が物凄く並んでいるのでここにいるだけで次から次へと
色々な列車が行き来するので鉄道大好きな子供さんとか
一日、飽きないんだろうなと思いました。
新幹線にJR貨物に東海道本線。


そんな山王駅をでてすぐ東に向かいます。


のびのびになったアベリアに隠れかけていますが
この周辺の史跡が示された地図発見。


目的地、松重閘門はここからすぐのところのようです。
紫外線劣化が憎い。


名古屋駅の高層ビルがよく見える交差点で東に曲がります。


横を流れているのは中川運河・東支線です。
運河沿いの道を進むと尖塔が見えてきました。


中川運河の東の端、松重ポンプ場と松重閘門です。


松重閘門は現在は稼働していません。
半世紀以上前に引退した施設ですが
史跡として保存されているのです。

名古屋市指定有形文化財で
名古屋市都市景観重要工作物に
なっています。


中川運河の水は名古屋港の中川口ポンプ場から海水を取り込んでいます。
そしてここにある松重ポンプ場から松重閘門の向こう側にある堀川に
海水を送り堀川の水はそのまま名古屋功ら向かって流下します。


この水循環を行う事で運河の水質改善ができているのです。


松重閘門が出来たのは1932年(昭和5年)で
松重ポンプ場は1937年(昭和12年)から仕事をしていたそうです。


なので設備更新も何度となく行われているでしょうし
この見学時にもポンプ場の改修工事があって
散策路の一部は通行止めになっていました。


なので少し離れたところから史跡を眺めます。
閘室は埋め立てられて背の低い草が生えている場所になっています。


そして鋼製扉門はコンクリートに置き換えられていました。
ちゃんとゲートの形に成形されているコンクリートです。


尖塔と巻揚機はそのままに残されているのでとても綺麗なのです。


そして閘室の上には現在はこんなに大きな道路が通っています
高速道路も通っています。
その向こうに堀川に面した閘門の尖塔がちらり。


中川運河方向を見たところです。
突然視界を新幹線が走りぬけて行って吃驚しました。

ここ、ちゃんと狙ったら物凄い情報量の写真が
撮れるところなんじゃないかと思ったり。


堀川側に移動しました。


こちらが堀川になります。
水面は静かでポンプ場から水はどこに出ているのかな〜と
見ていましたが分からず。


こちらも鋼製ゲートを模したデザインのコンクリートが設置されていました。


閘室の上にかかる橋には拡幅の文字もありました。
閘門が仕事を終えて道路の果たす役割が大きくなったことを
端が大きくなったことからも感じられます。


現地の説明板を発見しました。
とてもありがたい。


堀川の水位が中川運河の水位より高いので
閘門が設けられたわけですが水の循環は
中川運河の低い方から堀川に向かいますので
松重ポンプ場が必要です。


大きな船で行き来していた頃の写真が素敵です。
土木学会選奨土木遺産にも認定されていますが
当日、別件で名古屋入りしていたため時間がなく
プレートを探しきれませんでした。


桜の花が咲くころには花弁が水面に散って
とても素敵な水景を作り出してくれる事間違いなし。


名古屋駅から一駅分の距離にあります。
中川運河の北幹線からてくてく歩いてもそんなに遠くありません。

中川運河について詳しい情報は名古屋市のHPの
「もっと知りたい中川運河」でぜひご覧ください。

素敵な尖塔が印象的な松重閘門でした。

おまけ

名古屋で鉄道と言えば・・・


カオスで有名な名鉄名古屋駅です。


おおお。
これが有名な距離を稼ぐために蛇行させているというホームか。
ホームの上にコントロールルームが出っ張っているのも見えた。


おおおお。
これが有名な
慣れないと大混乱するという
行き先表示ライトパネルか。

乗車スキルを磨かねばならぬ凄い駅だ。


と、名鉄名古屋駅を見た後
ふらふら出てきたJR中央コンコース金時計前。

ここに来た瞬間にフラッシュバック。

デビルサバイバーのJPs名古屋支局メンバーとのコンタクトシーン!!
ここだっ!!


いきなりゲームに出てきた場所に出くわしたので
挙動不審を極めておたおたしてしまいました。

下調べなしでやってきて一瞬でシーンがよみがえる
ゲーム内の現場再現率凄いなと感動。


そしてナナちゃん人形にも会いました。
ホールみたいな所に立っていると思っていたら
こういう場所にいらっしゃったんですね…。