旧・志津川発電所 見学 その7

沈砂池の右岸、余水吐部分です。
沈砂池に大量の水が流入した時にはこの部分から水が隧道に流れ出したと予測されます。

ぼろぼろになった上流部の水路からの水が写真左方向から余水吐水路に入ってきます。
沈砂池の向こうには大きな導水路の隧道が少しだけ見えています。
上流の大峯堰堤からの水が来ていた隧道と思われます。

今の地図に描き足すとこんな感じ。
いい加減な図なのであまり信用しないでください。
もともと志津川があった谷に発電所が造られて志津川の流れは
排水路で流れを変更したのかなと思われました。
このあたりの工事については鹿島組のホームページでちらっと紹介されています。

草が生い茂った沈砂池。
今は隧道も入口が塞がれて流入してくる水は
この谷の集水域に降った分だけです。

なので大雨が降ったからといってこの谷から旧・志津川発電所の方に
水が押し寄せるという事はなく余水吐で安全に下流に流れていく様にして
廃止されているはずです。

関西で初めての大規模水力発電所として造られた志津川発電所。
その堅牢なレンガの建物はいまだ健在で活用されています。
対岸には現役の天ケ瀬発電所。
宇治川の発電の歴史を感じられる風景です。
天ケ瀬ダムにお越しの折は合わせて愛でていただきたいと思います。
ニュージェック様の御厚意で大変貴重な見学をさせていただけました。
ありがとうございました。