狼森の見晴台 その6


少しずつ上に上がっていきます。
階段状になった窓がとても綺麗でした。


階段状になった建物
山腹に立てられた斜めの建物をみるといつも選鉱場を連想してしまいます。


建物の端の部屋はこんなに崩れてしまっていました。
ゆがんだ扉のガラスが悲鳴を上げているように見えて痛々しかったです。


機械室からホームを見下ろしました。
聞こえてくるのはきつつきが餌を探す軽やかな音とまばらな鳥の鳴き声だけでした。


ホームから下界を見下ろします。
下界にはこの駅とゴンドラを往復させていた駅が残っています。
その駅は撤去されずに残っています。

このロープウェイは山頂にあるこの駅だけを捨てて路線を変えたのです。
少し離れたここより高い場所に新駅が作られ
ゴンドラも大きなものに変えられ新しい路線で営業し始めたので
この駅だけが捨てられたのです。

索道と機械を失ったロープウェイ
屋根を失ったロープウェイの駅

元々索道が通っていたためにとても見晴らしがよい場所になっています。

ここはロープウェイの廃駅ですが綺麗な空と下界まで見下ろせる眺望が
自分にとっては見晴台のように感じられました。

 

日本狼が棲んでいたといわれている山奥に
道路がつけられてロープウェイが寂れてしまった山奥に
見晴台のように佇む崩れかけた駅は

自分の中で

狼森の見晴台という名前になりました。

 

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