伊賀の里に潜む秘密兵器??

 

その工場は道路から見下ろす位置にあります。

その道路は高速道路と高速道路の間にあるために
走る車両は殆ど制限時速を守っていません。
それをわかっているかのようにカーブにはバンクが確保されています。

カーブの途中で進行方向から目をそらし、外側を見たとき
不意にその物体は工場の敷地の中の芝生広場の上に忽然と現れるのです。

 


工場の正面玄関には出入りする車が多くここから入ることは出来そうにありません。


目標の秘密兵器(?)はすぐ近くにあるのですが...。
駐車場の車の影から近づきます。


フェンスの向こうに見えてきました。


ここからではここまでしか近づけません。
これが秘密兵器(?)です。

 

 

一旦敷地から撤退します。
敷地の横に道がありました。


桜並木の向こうにこそこそと近づきます。


ようやく姿が見えてきました。


これが芝生に鎮座する秘密兵器(?)です。
発見してから7〜8年経ちます。
ずっと気になっていた物なのです。

現在は展示専用なのか馬に乗って動けない状態ですが
ウィンカーもサイドミラーもナンバープレートをつける場所も
自動車に必要なパーツは全部揃っています。
運転席の下に「プリマハム・ウィンナー」と書いてあります。

車両法で引っかかるとしたら、このプリッと飛び出したお尻部分でしょうか。
ウィンカーと尾灯が下についているので公道では危ないかもしれません。

確認するまでは「伊賀の秘密兵器プリマハム号」と勝手に呼んでいました。
雨水の汚れもないし、きっと大切にされている車両に違いありません。

もしかしたら工場長さんが出勤の時にこれに乗って道路を...。
考えただけでそのシュールな光景に腹筋が痛くなります。
車両として危険というより、これを見たドライバーが抱腹絶倒で
事故を招くかもしれないので、走らせてもらえないのだろうか...とか
とにかく想像が暴走してしまいます。

 


「プリマハム・ウィンナー」は名阪国道・御代I.Cのすぐ西側で
三重方面に走っているときはカーブの途中からも見られます。
じっくり見たいときは御代I.Cで下りればすぐ近づけます。
プリマハム・三重工場の芝生に鎮座する秘密兵器。

見学を申し込みましたが不審な申し出と思われたのか
門前払いされてしまったために外からの見学と成りました。

この車両が動くところを見たくてしょうがないです(笑)