アドベンチャーランド中竜 その5


アドベンチャーランド中竜のマップです。
坑道内に展示してある大型の機械などを間近で見ることが出来ます。
順路の最後では乗れる重機も置いてあります。


団体さんが到着しました。
地元の方が最後にと訪れる様子を見ました。
全然この場所の事を知らないけれど訪れたという人もいました。
坑道見学の後に大きな袋を提げてたくさんの鉱物を買って行った人を見ました。

お客さんを見ながら中に入るのをためらっていました。

中に入ったら

それで中竜とお別れのような気がして中々足を進められません。

 

気持ちを落ち着けようと車の中でお弁当を広げました。
出発前に作ってきた一口おむすびと鶉のゆで卵、タコウインナーが入ったお弁当。

 

中竜鉱山のコンベアパイプ
選鉱場に着けられていたスノーシェッド
そして

お弁当入れ

五代松鉱山のヘルメット
小串鉱山の回旋塔
柵原鉱山の20連ホッパー

鉱山を思い出すときにその場所で一番印象深かったものが頭をよぎります。

中竜鉱山で自分が一番心惹かれたもの

それはコントロールルームの横にあったお弁当入れでした。


普段はコンビニで菓子パンなどを買って済ませる旅先の食事。
でも今日だけはお弁当を作っていきたかったのです。
お弁当入れを思い出して食べたかったのです。

雨が降っていなければ選鉱場の見える場所で食べたかったのですが
雨は容赦なく降り続いていました。


お昼前になって突然、陽が差してきました。
澄み切った空が現れたのです。

これは

もう行きなさいって事なんだろう

見てきなさいって事なんだろう

意を決してチケット販売所に向かいました。

チケットを購入しようとすると従業員の方が仰いました。

「最後なので、今日は無料なんですよ」

 

言葉が出てきませんでした。

 


坑内に向かうマイン号の待合場。


坑内見学のコース図。
閉山の後にここにテーマパークを作ろうという計画が持ち上がってから
一つ一つ手作りで作り上げられてきた資料。

とても丁寧な図を見ていると従業員の方々の思いが伝わってくるように感じます。


中竜鉱山の概要説明です。


坑内から選鉱までの行程のフロー図。
とても判りやすく書かれているので鉱山巡りを始めてから
撮った写真を何度も見返していたものです。

機械の名前が判らなくなくても機械の模式アイコンでイメージがつけやすく
秀逸の出来といつも感心していた図です。


マイン号に乗り込みます。


車内にはドライバーの方ともう一人お客さん。
出発です。


進んでいくと選鉱場の前で出てきたマイン号とすれ違いました。


いよいよ坑道に入ります。


坑道内はダート状態なのでものすごい振動。
でも車内で三脚を立てて押さえ込んでいたので何とか撮れました。


そして到着しました。
水銀灯の光もまぶしいアドベンチャーランドの入り口です。

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