五代松鉱山見学 その3
道路に面した建物のすぐ横にはタンクが一基残っています。
錆び錆びの真っ赤っかでした。
何年くらい放置されているのかわかりませんが
荒らされた気配はありません。
横にあるズリ山を登ろうとすると鉱石採集の方がいらっしゃいました。
「こんにちは!ここで何の石が取れますか?」
「磁鉄鉱と灰鉄輝石が取れますよ」
足元を見てじっと探すと確かに鈍い緑がかった灰色ではありますが
菊の花のような放射状の針状結晶の塊の灰鉄輝石が幾つもありました。
斜面に続く建物はほとんど倒壊しています。
中の様子を窺うなんてとんでもないです。
ただでさえ急斜面なのに足場の悪い杉の落ち葉の上
こんなに崩れた建物の中には近づくのも危険です。