別子銅山 東平 見学 その1
別子銅山に行く前に事前学習をしていたときです。
「住友のインカ帝国・東平」というフレーズを良く見ました。
東平は「とうなる」と読みます。
紹介されている写真はいずれも貯石場を下から見上げたもので
あまり綺麗な印象はありませんでした。
でも歴史的にはすごい場所に違いない、行っておこう。
四阪島に渡れそうに無い悲しみを癒してくれる物件があれば
良いのにと、あまり期待せずに予定に組み入れました。
マイントピア別子・端出場ゾーンを一通り見終えた後、朝7時過ぎに
東平に向かいました。県道はトンネル工事と拡幅工事があって
ゴールデンウィークというのに大変不便な状態になっていました。
そんな県道の横には、所々に坑道の遺構も残っています。
しばらく走って、標識のとおりに曲がりました。
狭い道が延々続きます。東平は山の上にあるのです。
朝一番で対向車も無かった為に楽に走れましたが
この道は観光客泣かせでした。
カーブミラーが十分に設置されていない上、道幅は車1.5台分。
待避所の狭さも気になりました。
吃驚したのはこの道がこの状態で既にぎりぎりまで拡幅されている事でした。
山側を削ればすぐに崩れそうな状態で、所々に土砂が散らばっています。
谷川へ鉄材で幅を確保してその上にアスファルトを引いているという
上を通るのが怖くなるような道なのです。これでは観光バスを呼べません。
観光地には不向きなのかと心配しながら峠を越えました。
下りになって、道の周囲に遺構がちらほらと姿を見せ始めます。
新緑の中に細い散策の為に新しく作られた遊歩道と
遺構が混ざり合って散在しています。
橋なんかもちょこんとかかっていたりして雰囲気が良くなってきました。
貯石場はどこでしょうか。