吾妻鉱山 見学 その5

車が暴れて壊した様には見えないフェンスですが
あまりにも歪みが酷いので
そして周囲にこれといったダメージが無いので
余計に異様に見えました。

すっきり晴れてきた空の下
ここが硫黄鉱山跡のすぐそばだと感じられる物はひとつもありません。

鉱山町があったのかもしれませんが
残っているのがこの体育館だけでは
そして周囲に使われないまま放置されている
鉱山とは無関係の物件があるだけでは
気配は何も伝わってきません。

ぼうぼうの草むらの中に小さなサッカーゴールもありました。
でも人の姿はありません。
2kmとはなれていない場所には観光客があふれているというのに
温泉に行く車列はこの場所への道にすら興味を示さないでしょう。

草津の硫黄鉱山跡。
国内有数の硫黄の産地。
この周辺には他にも硫黄鉱山の跡地が残っています。
銅の生産で脱硫技術が向上し
硫酸が豊富に取れるようになり
天然の硫黄を必要としなくなりました。
石油が大量に輸入されるようになり
石油から硫黄が取れるようになって
硫黄鉱山は閉山していきました。
ここにたくさんの人がいて
鉱山町があった頃の気配は
この吾妻鉱山ではあまりにも希薄で
石碑以外のなにもそれを語ってくれる物はありません。
あまりにも青い夏空がひどく寂しさを感じさせた吾妻鉱山跡見学でした。