弓削牧場 訪問記

2023/3/21 更新


毎朝、ばびゅーん!!と視界に入ってくるカワセミのお嬢様に
御挨拶しつつ、鹿の国から大阪市内に出かけました。

用事を済ませて鹿の国に帰る前に向かったのは阪急百貨店。
B2にクラフトミルクショップというのがあることを調べておいたのです。
・できるだけ自然放牧
・できるだけグラスフェッド
・できるだけノンホモ&低温殺菌
というポリシーで北海道から高知まで9か所の牧場のぎうにうを取り扱っている
ぎうにうセレクトショップ♪♪

国内各地の凄い牛乳があるようだったのでわくわくやってきました。

しかし、お目当ての養老牛放牛乳は訪問時に取り扱いがなく
残念だなーと売り場を後にし、階を上がったところで出くわしたのが
「飲んで、食べて動き出す 兵庫の循環」というイベント。

その中に、今度、お休みがあったら行こうと狙っていた
神戸市のグラスフェッドミルクを生産している牧場が出店していたのです。
ラッキーすぎるっ!!!


ということで、うきうきわくわく購入しましたぎうにうとフレッシュチーズ。
ぎうにうは職場に持ち込み、同僚と分け分けして頂きましたが
飲んだ全員が「!!」と吃驚して美味しいと褒め称えてくれたので一緒に喜ぶ。


ということで瓶を返さねば♪と理由をつくってやってきました
神戸地下鉄の谷上駅。三宮から楽チン、アクセス。

日本一標高の高い地下鉄駅らしい。
確かに山岳鉄道のようにガンガン登って来る神鉄と同じ高さに
地下鉄で到着しているってすごい話。


改札を出てきょろきょろしたらすぐにこの案内表示。
「ハイキング道 山田道〜森林公園」
弓削牧場様のHPにハイキング道で行けると書いてあったので
せっかく行くなら山道が楽しいのでこのルートを選びました。


案内表示に従って高架横を進んでいくと高架下をくぐって行く
ルート案内が出てきますので、ここから山に入ります。


高架下の現在地からゴールまでここで方向確認。
白丸印がゴールの弓削牧場様です。
ハイキング道から途中で外れますのでそこだけしくじらなければ
多分迷わず辿り着けそう。


ハイキングルート入口です。
川の横に下りて進んでいきます。


谷上駅から弓削牧場様までのハイキングルートを
地理院地図に書き足してみました。

@最初に川を渡る小さな橋があります。
当日、ここでお弁当を広げている人がいたので写真を撮っていませんが
この橋を渡ったら右に行ってください。
左に行くと砂防堰堤に到着します。


自分は砂防堰堤が見たいのでまっすぐそちらに向かいました。


む。
化粧型枠使用とは。
景観に配慮しているな。
ハイキング道の横だからかな。


斜面を登って本来のルートに復帰。


銘板発見しました。


丸山堰堤。
起工 昭和十五年一月
竣工 昭和十七年十月
内務省神戸土木出張所

かなり歴史のある砂防堰堤だった様子。


平成の世に改修されたようでその工事プレートが
こうしてちゃんと現場にあることがとても嬉しい。


丸山堰堤は不透過型ですからこんなに綺麗に土砂を補足して
扞止効果をバッチリ発揮してくれています。
中々の大きさの木も育っていて不透過型の面目躍如という感じ♪


どんどん進んでいきます。


沢を渡るところもありますが、蛇籠を配置してくださっているので
特に問題なく安全に対岸に渡れます。


Aの地点です。
写真左奥方向から進んできました。
標柱が出てきましたが「右 行止まり」と書かれているし
こちらに迷い込む方はいないと思います。


B地点です。
ここで右の「広陵台」方面に進みました。

左に進んで森林公園方面に行ってから出てくる分岐には
牧場こちらという看板もあるようなのですが自分は野生の勘で
この道を選択。

階段と坂道のバランスや距離で
自分にあった方を選ばれたらいいかと。


弓削牧場はEL400mあります。
谷上駅はEL244mですからどこかでこれだけの高さを
登っていかねばならないのですがこちらの広陵台方面の道は
こんな風にずーっと階段。
階段の横はずーーっとカスケード水路。

なかなかしんどい。


C水路横を延々登って来るとパッと視界が開けて社会福祉法人の敷地横に出てきました。
この先は住宅街になるので左手の山から離れないように進んで行けば
牧場に到着できます。

先ほどの分岐で森林公園方面に進んで
牧場の看板に従って登って来る道からは700m程離れています。


ということで無事に弓削牧場様の敷地玄関に到着。
瓶を手にてくてく入らせていただきました。

牧場といわれるとどうしても酪農に従事していない一般人なので
六甲山牧場のような観光牧場を思い浮かべてしまいがちですが
そういう牧場の方が少なくて、本来、敷地内は許可範囲内以外は
外部から入ることを制限されているのが常です。

「銀の匙」で勉強しているので舗装路から絶対に出ないように
綺麗な風景の誘惑にも負けず注意しながら進みます。


敷地の高い所で山羊さんも発見。


牧場の案内図です。


こちらの弓削牧場様ではチーズ料理も食べられるということで
それがとても楽しみなのですがそれは職場の同僚と今度来ることにして
この日はあきらめました。
アクセスルート確認が今日の目的なので。


不思議な機械もありました。
バターをつくる機械には見えないのですが
チーズをつくる機械??
分離機??

ハンドルには「60 PR MIN」
プーリーには「120 PR MIN」
の文字がありました。
何だろう何だろう。


美味しいぎうにうをつくってくれる牛さんたちの姿も
少し離れたところから見せて頂きました。
この子達はオスでしたが。


とってもかわいい子供の牛が丸くなって寝ていました。

ウクライナ侵攻によるエネルギー不安と穀物供給の不安定化
燃料代も飼料代も高騰して酪農業界は未曽有の危機に直面していると
耳にしています。

美味しいぎうにう大好きな自分としましては
少しでもぎうにうや乳製品を買って応援したいと思っています。

ぎうにうLove♪