T1919緊急報告会PV

2020/3/11 更新


令和元年、各地で大きな被害を出した台風19号(T1919)。


伊勢湾台風並みの強さで上陸してきました。


中部・関東甲信越・東北地方という広域に大変な雨が降りました。

そしてT1919禍からひと月ほど経過して
立て続けにニュースに登場するようになったのが
ダムの事前放流という単語でした。

発表直後から誤解されるんじゃないかという
不安ばかりが頭に浮かんでいました。



令和元年12月24日クリスマスイブ。
大阪に出てまいりました。
目指しているのは大阪工業大学梅田キャンパスOIT梅田タワー常翔ホール

令和元年台風第19号に関する緊急報告会が帝都で開催され
同時中継がこちらで行われるという事でやってきました。
パブリックビューイング。


ほぼ一番に会場に乗り込んで席を確保して
ほくほく開会を待っていたのですが
なんか通信がおかしいだけでなく
スクリーンの映像がめっちゃ暈けている。


文字がちゃんと読めないくらいの暈けっぷりで
なんかおかしい…と思いつつ講演は始まっているので必死で聞く。


この日、一番楽しみにしていたお世話になっている
京都大学の角教授のスライドも暈けて字が読めなくて
かなりぷんぷん怒っていました。


ダムの効果、異常洪水時防災操作と事前放流の課題

当日発表された角教授の報告。
web公開されています。


突然、スライドの途中でスタッフの方が壇上に出てきて
スライド見えないやん!!と思ったら
なんとプロジェクターのピントをあわせなおして
即座に暈けが改善されたという。  

こら〜っ!
それはないやろっ!!
ピント合わせそこねてただけやったんかーいっ!!!


怒っても仕方ない。
それより発表。
莫大な情報量なので聞きこぼしがないようにしなくては。


ダムの高度管理、予備放流、事前放流を含め
大雨に備えて貯水容量をあけて待ち構え
安全に水位低下した分の水を出来る限り無効放流とならないように
雨の後に回復出来るように精度の高い降雨予測が出来るように
降雨予測プログラムが研究されています。

その研究協力が
水資源機構と京都大学と日本気象協会ってつまり国内最強チーム。


ホントに期待して待ってます。
AIの降雨予測とかまだ精度、低過ぎるし
ダム管理者様の経験知の方が正しいことたくさんあるし。

でもどこかでシンギュラリティが到来する事も期待してます。


Today's Earthシステムによる台風19号の洪水予測

当日の非常に勉強になる講演でとても気になったのがこちら。
Today's Earthシステムとは
「JAXA提供の衛星全球降水マップ(GSMaP)や
気象庁提供の大気再解析データ(JRA-55)等を利用して
水循環をシミュレートして化しかデータ配布するシステム」
なんだそうです。


凄い精度で洪水予測できるのかなとわくわくお話を聞いていましたが・・・


今回のT1919では予想より大雨になった地点と
予測より雨が降らなかった地点など
まだまだお任せするには壁が高いという事でした。

日本学術会議公開シンポジウム
令和元年台風第19号に関する緊急報告会

当日発表された諸先生方の最新のお話がこちらのリンクで見られます。
興味のある方はぜひご覧になってください。

クリスマスイブだったけど


講演を聞き終わって帰宅する途中で梅田ダンジョンの泉の広場にやってきました。
NHKのニュースで新潟県のアンテナショップがオープンしたと聞いていたので。


何がニュースになっていたのかというとこの“蛇口から日本酒”企画。


面白そうだし折角なので一杯購入。

お店の方に嵩村桂はありますかとお聞きしましたが
存じませんというお答え。
さすが日本酒王国、酒造が多過ぎて
お店の方でも覚えきれないほどあるが故でしょうね。
新潟にまた行きたいなー。