さんふらわぁ むらさき
2023/12/21 更新
大阪南港、さんふらわぁの乗船待ちをしています。
久しぶりのさんふらわぁ。
前回は人だけ・車なしで弾丸フェリーのお得なコースで
“こばると”に乗りました。
今回は新しい“むらさき”です。
すごくゴージャスになったと事前情報。
わくわく乗船です。
うひゃー♪うひゃー♪うひゃー♪
部屋のキーもQRコードだし最新設備。
今回はスーペリアシングルというお部屋にしました。
入ってびっくり。
どこのビジホ?
冷蔵庫あるしコンセント多いしおしゃれ船室すごい。
“こばると”時代の一等船室しか知らないので
個室トイレとシャワーあるしーーー!!!
大浴場行かなくてもいいやーん♪
PC作業も余裕のかわいいテーブル。
仕事持ち込んで作業も余裕でできて快適すぎる。
廊下に展示されている古いパンフレット紹介パネルも面白かったんですが・・・
めっちゃ面白いのがこっちでした。
瀬戸内海航路絵図♪
いろんな場所が書き込まれている中、個人的にここが描かれているのが
一番うれしかった別子銅山の四阪島。
精錬所の煙突もばっちりです。
呉の鎮守府も書かれているのに直島の精錬所が書いてないあたりで
見えるものがあるなと。
さんふらわぁに乗ったらご飯が楽しみ♪
という事でノリノリでたくさんとってしまった…。
胃袋の大きさは有限。
おなかぽんぽん。
くるちぃ。
来島海峡大橋をくぐる頃に目が覚めたので船内を散策。
ホールには必ず部屋を出てソファーで寝ている人がいるので
起こさないように気を使いつつうろちょろ。
瀬戸内海航路なのでほんとに揺れないし静かです。
でも時化が来た時のために椅子類は全部裏側でチェーン固定。
対策大事。
この丸窓がそばに座れるしほんとに素敵でした。
外が真っ暗な時間はともかく、明け方とか素敵だから取り合いになりそう。
快適な船旅で別府に到着です。
あちこちから温泉の蒸気が噴き出している別府らしい風景。
車に戻ってよいというアナウンスで最下層まで移動。
船の中ですがこの階段。
楽しい。
別府港にでてきました。
ここから一気に立野ダムまで移動です。
愛車で九州ひっさしぶりぃ♪
◆
立野ダムのすぐそばにある立野駅です。
とても綺麗になったと聞いていたので見ておこうとやってきたら
人気のマンガのキャラクターがびっしりと刺繍されたジャンパーを着た
外国からの観光客が聖地にきた喜びでフルフルしながら写真を撮っていました。
(帝都で聖地めぐりしている自分にはメッチャ気持ちわかる!!!)
7月に全線開通したばかりの南阿蘇鉄道とJRのホームで
海外ツアーの人の方がどのホームに列車が来るかを詳しく知っていたり
ほんとに漫画とアニメの経済効果凄いなと立野の地で実感。
今回の九州入りは九州電力様の黒川第一発電所の工事現場を
見学させていただけるという事でやってきたのです。
天端まで出来てますが試験湛水、遅れております立野ダム。
ほんとはこの到着した日にSWL寸前だったはず。
でも7月にそこそこの出水があったので細かい工事が少し遅れたみたいです。
ちょっとくらいいいじゃないかというのは土木においては駄目なので。
安全が保証できないなら作っちゃいけないのが土木なので。
という事で試験湛水開始待ち。
◆
旧・立野ダム小学校の公社の一角にある九電黒一広報室と
黒川第一発電所総合更新(復旧)工事現場を見せて頂きましたが
それは別のレポートに書きます。
見学場所にひとつに連れて来て頂いたのがこちらです。
山の上にとても綺麗に整備された広い場所がありました。
熊本地震震災ミュージアムKIOKUです。
旧東海大学阿蘇キャンパスの跡地を整備して作られました。
ガイドの方に導かれて高い所に移動します。
断層の真上にあった建物がそのまま残されていました。
地表に残った断層のずれも残されています。
これだけの鉄筋が入っていたから倒壊を免れたとはいえ
この中央棟とそこに繋がる棟のダメージの差が歴然としていました。
中央の棟に繋がる別棟には耐震補強が入っていたのです。
耐震補強がどれだけ大事か震災遺構がこんなにはっきりと教えてくれていました。
お越しになるお客さんの多くはこちらの銅像に会うために来ているようでした。
立野駅でも大人気だった漫画の人気キャラクターの銅像です。
原作の方が熊本県出身という事で熊本地震からの復興のために
協力してくださっているという事でした。
ここ以外にも人気のキャラクターが県庁や道の駅、南阿蘇鉄道の駅など
あちこちに設置されていますがそれは全て、熊本地震で甚大な被害を受けた場所です。
銅像を巡る旅はそのまま被災して、復興した場所を旅することになるのです。
熊本復興プロジェクトというそうです。
東日本大震災の被災地にはまだ足を運んでいませんが
近畿在住なので、地震の遺構といえばまず頭に浮かぶのは
阪神大震災が起きた神戸・淡路です。
こちらは神戸市にある阪神・淡路大震災記念 人と防災未来センター
(DRI:Disaster Reduction and Human Renovation Institution)です。
屋外に設置された震災遺構の一つです。
座屈した鉄筋コンクリートです。
阪神高速の橋脚をカットしてここに展示しているのです。
展示物の説明になります。
神戸市内にはこれ以外にいくつも震災遺構が残っていますが
復興のためには被災した建物を撤去しなくてはならない場所もあり
熊本地震のこの東海大学の校舎のようにそのままの形で
残されている遺構といえば神戸港震災メモリアルパークかと思います。
熊本復興プロジェクトで銅像が建っている場所は
必ずしも公共交通機関で立ち寄れる場所ばかりではなく
このKIOKUも車がないとなかなか辿り着くには時間を要する場所です。
でも南阿蘇鉄道も復活しましたし何度も足を運んでもらえたら
コンプリートできるかなと思います。
という事で2023年の遅い夏季休暇は熊本からスタートしました。
このあと、発電所やダムをいくつか周りましたのでまたレポート書きます。