鎧畑ダム 見学 その1
2025/1/21 更新
玉川ダムの下流にある鎧畑ダムに移動中
散策路に繋がっているパーキングを見つけたので立ち寄りました。
鎧畑ダムのダム湖は秋扇湖という名前で
水位によっては水没林や紅葉が大変美しいという事で
観光名所になっていました。
道中、雨の中で橋の上でカメラを構える人も多く見かけました。
傘をさして散策路を進みます。
絶景みられるのかなぁ…。
全く視界が開けないので草ぼうぼうの所を進んでいくと網場登場。
あれ。ここじゃないのかな。
とりあえずこんな感じで遠目に見るのが精いっぱい。
雨ひどいし熊怖いし引き上げることに。
車に戻ってナビに導かれて鎧畑ダムの直下の道路に到着です。
なかなか良い男前の重力式ですね♪
物部長穂記念館にあった鎧畑ダムの説明では
鎧畑ダムは昭和26年に計画され、昭和27年着工、昭和32年10月に完成した。
鎧畑ダムは、強首(こわくび)地区から刈和野地区の洪水の根本的解決策として
4大支川のダム群の第一号として建設省により建設された。
県営鎧畑発電所はダム水路式で、昭和30年10月に完成した。
昭和33年8月建設省より県がダム管理を引き継いだ
となっていました。
建設省が作った後、管理を府県に移譲する事例は各地にあります。
京都府の大野ダムとかもそう。
直下にある鎧畑発電所の放水庭を見る限り
今は発電していない様子。
静かな水面です。
秋田県には米代川水系、雄物川水系、子吉川水系があります。
子吉川にはダムがなく洪水が繰り返されており現在、鳥海ダムが建設中です。
米代川水系には一次支川にダムが整備されています。
砂子沢ダム、山瀬ダム、早口ダム、素波里ダム
森吉ダム、森吉山ダム、萩形ダムです。
雄物川水系には
皆瀬ダム、板戸ダム、玉川ダム、鎧畑ダム
協和ダム、岩見ダム、旭川ダムがあります。
古株の威厳がにじみ出ている鎧畑ダム♪
この庇のような四角いデザインのデフレクターが特にいい味出してます。
クレストに3門あるラジアルゲートは一番右岸より扉体に
欠瀉板(フラッシュボード)がついています。
せっかくあるのだから使ってほしいのに最近は使えないのがさみしい。
天端レベルに移動してきました。
雨がやまないので傘をさして見学です。
玉川ダムもすごい青緑でしたが
鎧畑ダムもこれまたすごい青緑。
凄く綺麗。
こりゃ人気出るはずです。
この水と水没林と紅葉とか映えるに決まってます。
水位標が見えたのでまずズームで水位を確認。
えーと…
EL310.1m…
水位標を撮っていて端っこにチラ見えしている扉体。
これまた古風なデザインのローラーゲート。
三成ダムみたいに堤体の形状に合わせて更新しなくてはならないタイプかも。
右岸から天端を見通したところです。