横山ダム見学 その13

エレベーターが下りてくるところでした♪

悔しいかな中空を綺麗に撮れなかったのにこれだけは綺麗に撮れました。

このあと受付に戻るまでにコントロールルームを見学させてもらいました。
イベントで皆さん凄く忙しそうにしておられたし
詳細なスペックが不明のところが多かったので
またの機会に再見学に訪れたいです。

でも次々と見学希望の方が訪れているのがとっても嬉しかった。
子供連れの方、熟年夫婦が多かったですが
一般の方がすこしでもダムに興味を持ってくれて
休みの日にダムに行こうと思い立ってくれている事が
自分には一番嬉しいのです。

    ◆ ◆ ◆

横山ダムは国土交通省の直轄ダム。
治水を担っているダムです。


これは横山ダムの下流側にある『道の駅・星のふる里・ふじはし』で展示されていたパネルの一部です。

揖斐川にある国土交通省の直轄治水ダムはこの横山ダム一基のみ。
長良川にはゼロ。治水で頑張る事ができるのは長良川河口堰のみです。
木曽川で治水効果をもっているのは水資源機構(旧:水資源開発公団)の
岩屋ダム、阿木川ダム、味噌川ダム、国土交通省直轄の丸山ダムなどたくさんあります。

天井川
大河川集中
海抜0メートル地帯

急勾配の大河川ですから長い月日で下流に土砂が溜まっていくのは自然な事です。
ダムは川を堰き止めますから当然下流に流れていく土砂が溜まります。
発電堰堤だったら取水できるレベルが砂で埋まってしまわない限り役目はまっとうできますが
治水ダムとなるとダムに溜まる土砂が増える→貯められる水が減る→役割に支障が出る
という大変な問題を持つ事になります。

横山ダムには計画予想を越える土砂が堆積しています。
何故そんな事がおきているのか。

国土交通省中部地方整備局 越美山系砂防事務所 の災害の歴史のページを御覧ください。
昭和40年の徳山白谷大崩壊についての紹介が載っています。

昭和39年にできたばかりの横山ダムを襲った上流の山崩れ。

横山ダムができていたために下流への被害はなかったものの
横山ダム自体は大量の土砂を受け止めることになりました。

堆砂が驚異的に進んでいるのにはこういう理由があるのです。

 

しかし転んでもただでは起きないのです。

現在建設中の上流の徳山ダムで横山ダムに流れ込んだ土砂を有効利用しているのです。
これによって横山ダムは本来の機能を取り戻し
徳山ダムは周囲の山をなるべく傷つけないように事業を進める事ができます。

以前、とある産業遺構で出会った某電力会社の方に聞いた話では
国内の優良骨材が不足していて現在は輸入骨材が激増している。
輸入先はやはり中国で川砂といいながら海砂を持ち込んでいるので
現在作られているコンクリートは耐久性が悪いという事でした。

という事は

横山ダムに堆積している土砂は元々その上流にあった山の土砂で
安全な国産川砂ということになりますから骨材として質がとても良いという事ですね。