山原ダム+智奈洞取水堰堤+三面取水堰堤 見学 その3


眺望に恵まれない山原ダムです。
越流部が大きくとってあり必要分以外はさらっと流す取水堰堤によくあるデザイン。
和泉村史に三面取水堰堤と間違って山原ダムの写真が掲載されているのはお茶目な編集ミス。
間違えたという事はデザインが似ているのでしょうか。


そしてきちんと片づけられている流木。
上流は石徹白ダムと同じく堆砂が進み川床が浅くなっています。


山原ダムのスペックです。


越流部に流木が引っかかっていたりします。

減勢の為なのか越流した水が一度跳ねるように作ってあるエプロンが可愛いです。
そして水流の激しさを物語るように水の落下する場所の河床ブロックが痛めつけられていました。


山原ダムから上流に進みます。
先ず近い方からという事で智奈洞取水堰堤へ。
智奈洞は“ちなぼら”と読みます。

天狗岩ファミリーパークという場所で曲がって林道に入ります。
取水堰堤なので地図にも載っていません。
仕方がないのでGoogleMapで衛星画像を見て目測をつけていたのですが
それが間違っていた事に現場で気づく。

でもとにかく林道を進んでいくと突然姿が現れました。


これが智奈洞取水堰堤です。
4つのブロックで造られているような構成になっています。


智奈洞取水堰堤のスペックです。資料によるとこの通り堤高が13m。
ダム認定はされません。


そして不思議な越流面に設置されたスクリーン。
これはいったい何なのでしょう。