山須原ダム改造工事現場見学 その5


そしてズームして写真を撮っていて削られた堤体の面を見ていて違和感を感じる。

えーと

作業しておられる方と
現場の足場の大きさがあのくらいってことはー


これって…
文献の図でしか見たことないけど
これって…
サイクロピアンコンクリート
だよねっ!

セメント量を減らして重さを稼ぎたい時に
昔のダムで採用されていたという巨石コンクリート。

コンクリートの骨材として漬物石サイズでも大概大きいと思いますが
それをはるかに上回るサイズの石というより岩クラスの骨材が見えているのです。


この滑らかな美しいコンクリートの下にまさかそんなすごいものが潜んでいたとはっ!


工事で実際に使われていた巨石も掘りだされて現場に並べられていました。
凄いサイズです。
これはすごく重さを稼ぐのに貢献していたはず。

工事が終わったらダムサイトに並べて展示してほしいな〜♪


工事に伴い、現在お休み中の魚道。
お水が流れている時はアユやその他のお魚の移動に大活躍しているとか。


魚道が仕事をしているときはそこに流れる分でほとんどの河川維持流量は賄えますが
工事中はホロージェットバルブで規定量を川に供給中。


写真が下手で申し訳ないですが
下の方に作業しておられる方がちらっと写っていますし
SR堰がどれだけ巨大か比べてもらえるかな写真。


これが改造工事終了後の山須原ダムイメージ。

中央の最新型のラジアルゲートはH15.5m W13.6m

む。
H15.5mということは
夜明ダムより高いということになる。


船明ダムの20.0mのローラーゲートよりは小さいけど
岩屋ダムの18.31mのラジアルゲートよりは小さいけど
でもでかすぎるくらいでっかいよっ

工事が順調に進めば平成33年くらいに完成するようです。


どんどん工事が進む山須原ダム。

見学当日の雨粒が落ちてきそうな空を見ながら
工事中にまた大きな洪水が来たりしませんようにとお祈りしていました。

出し平ダム建設の時に洪水で仮締切が飛ばされてしまったエピソード
その後にこれ以上ないというくらい堅牢な仮締切を作りあげ
左岸の崩落など数々の困難な事象と戦いながらも工事が無事に進んだこと。

お話を聞いていると凄いなぁ、怖いなぁというだけで
具体的にイメージすることは難しいかもしれません。

しかし今工事がおこなわれている現場を見ながら
水圧を支えている仮締切を見ながら
ここに洪水が来たらどんなひどいことになってしまうのだろうと
想像すると背筋に冷たいものが走ります。

どこまでも安全に
どこまでも堅牢に

たとえ工事が終わったら撤去されるものでも
完璧に仕事をこなす物が設置されていること。

今から出水期を迎える改造工事現場で
堤体をじっと見ながら
どうぞご安全に工事が完了しますように
と、ダムの神様にお願いしてきた
山須原ダム改造工事現場見学でした。

九州電力の皆様
JVのエンジニアの皆様
貴重な見学の機会をいただき本当にありがとうございました。

山須原ダムの改造工事が終わったらまた会いに来よう♪