山口川調整池 見学 その2


角角とした無骨な堤頂部には手すりとゲート操作のハンドルがあります。


右岸側にはこれ又、角角の護岸。
岩盤の上をコンクリートで固めてます。
元々の岩盤も見えています。

そしてこの堤体はゲート持っているけど
角度的にどう見ても砂防堰堤。


下流側は水路とスルースゲートがあります。
ここに来る途中、跨いできた水路があるんですがその起点です。

水叩き部には石張りが施され
角角でお洒落っ気が全くない堤体と比べて凝った作りです。
単にコンクリート単価が高かった時代という可能性もありますが。

何しろこのダムは馬ヶ城ダムとほぼ同い年のはず。
1930年代のダムです。
馬ヶ城ダムが竣工するときにはこの流域の水利権を
確保しなくてはならなかったわけですから。


そしてダム湖側にはぎっしり茂った木々があったので覗き込むと

土砂で完全に埋まってました。
そしてそこに灌木がいっぱい生えて湿原状態に。


上流が土砂で満杯になって灌木が生い茂っていても
砂防ダムだというならなにも不思議な感じはありません。

むしろ不透過型砂防堰堤なら満杯に土砂を貯めこんでこそ効果を発揮するものです。
でもこのダム、ゲートがあるんですよね。

しかも立派なラジアルゲート。


その巻き上げ機のワイヤー部分を覗き込むと
もうすぐそこまで溜まった土砂が見えています。
予想より高い位置までたまった土砂によくよく目を凝らして見ると・・


みっちみち 満タン。

これ、一体、何時から使ってないの・・・

ラジアルゲートの扉体が全て土砂に埋まっていたのです。
扉体の上端まで土砂の高さと同じになっているのです。

酷〜い
この土砂、取ってあげたらいいのに〜

管理放棄されているダムなんでしょうか。
ゲートの存在意義がなくなっています。