矢木沢ダム見学 その1
2003/8/1 更新
水資源開発公団のダム1号機・矢木沢ダム
いつか見てみたいものだと玄米茶をすすっていた冬から
コーヒー牛乳をすする夏になり、夜雀の『渡り』の季節が
やってまいりました。
2003年度夏休みはどこに行くかと思案していたとき
目の前には奥利根の写真がありました。
「・・・・・群馬。・・・・・綺麗やな〜」 ←根拠はこれだけ
そういうわけでいきなり矢木沢ダムに訪問する事になりました。
矢木沢ダムは豪雪地帯にあり、冬季の通行は制限されています。
ダム開きの日もその年の
積雪状況により開通日が決められる為
いつ開くというのはその年によって異なります。
東京電力の須田貝ダムの上流に水資源開発公団の矢木沢ダムと
奈良俣ダムがあります。須田貝ダムから矢木沢ダムへの道は約9km。
ダム管理用の道であり一般車の通行は許可のある期間しか出来ません。
東電の須田貝PR館に到着した時、丁度、社会見学の中学生の団体が
PR館エントランス前で説明を受けていました。
大人数に巻き込まれるのは嫌だったので須田貝ダムを飛ばしてそのまま
矢木沢ダムに向かいました。
雨の中、くねくね道を登って行くと突然視界にかの有名な
ジャンプ台・洪水吐きが出現しました!
うぉ〜。ほんまにジャンプ台や。ウォータースライダーや。
洪水吐きの下を道路が通っています。
矢木沢ダムサイトにはこの道を登っていくようです。
そばに擦り寄って見上げると本当にでっかいです。
不思議なのはどうして他に例の無いこういう形の洪水吐きを
このダムは設置しているのかという事です。
それなりの理由無しにここまで斬新なデザインを採用するとは思えません。
洪水吐きの真下は階段状のコンクリート。
その先は....
うそーーーっ(汗)
素の川原 やんか。
この洪水吐きは例によって非常用で、作ってから
使用した事が無い禁断のゲートなのかっ?
い...いや。川原がえぐれているように見えるし
使用しているはずだ。
で、でも、ちょろちょろさらさらと静かな放水ならともかく
思いっきり放水したら川原の底がえぐれて地盤が
不安定になっちゃうんじゃないか??
使用頻度が低い為にえぐれてもすぐ回復するのでしょうか?
岩盤でもなく砂地で、減勢工が無いのはいきなり吃驚しました。