耶馬渓ダム 見学 その4
右岸に戻ってきました。
耶馬渓ダムは直轄ダムです。
ダムカードもらいに行かなくっちゃ。
ということで管理所に行ってダムカードをもらい
置いてあった堤体のイラストを見ます。
右岸から
クレストゲート
オリフィスゲート
コンジットゲート
選択取水設備
と、少しずつずれて配置されています。
センターにまとめられていないんですね。
そしてこちらが標準断面図やや右岸寄り。
オリフィスゲートに比べてコンジットゲートが小さいですね。
そして最後に耶馬渓ダムの一番の特徴に迫ります。
下流を見下ろすとすぐに見えるこの部分。
副ダムと減勢工です。
しかし
他のダムにはあまり見られない構造。
自分はここしか知りません。
減勢工が二分割されているのです。
クレストゲート用の減勢工と、オリフィス・コンジットゲート用の減勢工。
右岸側のクレストゲート用減勢工の副ダムの下流にはバッフルピアもあります。
そしてオリフィス・コンジットゲート用の減勢工は細くてスタンダードな形。
選択取水設備では8t/sまでの取水をしています。
オリフィスゲートは8〜35t/sで放流を受け持ちます。
36t/s以上はコンジットゲートが260t/sまで受け持ちます。
なんで二つ並べたんでしょう。
なんで一つにしなかったんでしょう。
仕切る必要性は何なのでしょう。
思いつく理由は一つあります。
でも管理所の方にきちんと聞いていないから書かないでおきます。
ふふっ。
九州屈指の紅葉景勝地・耶馬渓にある素敵なダム。
その仕事はFWNIP。
洪水調節・水道用水・不特定用水・工業用水・発電。
そして素敵なダム湖には高い高い噴水が上がり
四季折々に美しい姿を見せてくれる場所。
それが耶馬渓ダムです。